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サッポロの実行者たち
仕事と人を知る

張 雍浩
国際事業本部 アジアパシフィック・欧州事業部
2011年入社/人文社会学部卒
張 雍浩
国際事業本部 アジアパシフィック・欧州事業部
2011年入社/人文社会学部卒
入社からの経歴
2011年〜
首都圏本部 千葉統括支社
2015年〜
東北本部 流通営業部
2018年〜
国際事業本部
香港・台湾事業担当
2020年〜
国際事業本部 中国事業担当

PROFILE

学生時代にヱビスビールを飲み、初めて「ビールっておいしい」と感動。そして、麦とホップの両方を「育種」し、「協働契約栽培」しているサッポロビールのこだわりに共感。入社当時から海外での事業展開に携わることを志望しており、現在はアジアでのサッポロビールのプレゼンスを高めることを目標に掲げ、中国事業を推進している。

※インタビュー内容は取材時のものです。

SECTION 01

中国事業を担当し、サッポロブランドの定着に取り組む。

2018年から私は国際事業本部に所属しており、香港・台湾事業に2年間携わったあとに、現在の中国事業の担当となりました。製造や輸出関連の業務からブランディング、販促施策の企画立案、販売代理店との交渉まで、中国事業に関わることすべてが私の担当業務となっています。中国への輸出量を増やして会社の売上と利益に貢献することはもちろん必要ですが、それと同時に中国でサッポロビールのブランドを育てていくのも重要な役目であり、ブランドの育成と定着に力を注いでいます。
中国は非常に国土が広く、北と南では気候も食習慣もまったく異なります。例えば、北京などの北部では冬に冷たいビールは飲まないなど、ビールの飲み方も地方によって異なるので、エリアごとに特化した施策を行っています。サッポロビールは2018年から中国に再進出しており、年間100万函の出荷を目標に事業展開しています。目標にはまだ届いていないものの、毎年売上が倍増しているような状況なので、この先も中国市場には大きな可能性があると信じています。
国内での展開とは異なり、中国では私たちがお得意先(小売店様や飲食店様)に営業活動をすることはなく、お得意先への営業はすべて販売代理店を通して行っています。私たちはグローバル展開において高い実績を持つ企業と代理店契約を結び、協力して販売促進を行っています。ただし、売上を上げることだけを重視してお得意先の数を増やすのではなく、ブランド価値を理解し、高めていただけるお得意先に販売してもらいたいと私たちは考えているので、そうした想いは販売代理店にも理解いただけるように努めています。

私のとある1日​

9:00
朝礼
国際事業本部での朝礼に参加。進捗や共有すべき事項を確認。
11:00
販売代理店と打ち合わせ
中国に滞在している販売代理店の担当者とオンラインで会議。販売状況などを確認し、今後の方針などを話し合う。
13:00
資料作成
半年後や一年後に向けた戦略計画の資料を作成。
15:30
社内打ち合わせ
当社の製造部の担当者と打ち合わせ。中国へ出荷する商品を製造する工場について話し合う。
17:00
懇親会
出張の際は販売代理店の担当者と懇親会。
SECTION 02

中国のお客様のニーズに応え、ブランド力を向上させていく。

学生時代から私は海外事業に携わりたいと考えていました。サッポロビールへのエントリーシートにも、アジアでの事業展開に携わりたいという想いを書きましたね。サッポロビールのプレゼンスを高め、アジア市場で輝くブランドに育てていくことが私の使命だと感じています。サッポロビールはアメリカでアジアビールブランドNo.1のシェアを獲得していますが、今後も市場の拡大が見込まれるアジアでもシェアを大きくし、「世界のサッポロ」へ躍進していくことに貢献していきたいと思います。
サッポロビールは中国で、「高品質なビール」として認知度を拡大してきています。その理由は日本と中国は距離が近いため行き来もしやすく、多くの中国人が日本への旅行中に飲んだサッポロビールを高く評価しています。日本での上質な飲用体験がブランドイメージの形成に影響を与えていると考えています。また、北海道=高級リゾート地としてのブランドが中国消費者の中で確立していることも、札幌で創業されたサッポロビールに対するイメージ向上に寄与しています。
中国では都市部を中心に経済的な余裕を持つ消費者が増えており、「高くてもおいしいもの」に対するニーズが高まっています。そうした状況もあって、私たちは高品質の樽生ビールの輸出を開始しました。和食系を中心とした高級店への提供を想定した樽生ビールであり、経済的にゆとりのあるお客様の趣向に応える商品です。こうして中国のお客様のニーズに合致した商品を提供していくことが、サッポロビールのブランド価値を高め、そして売上の拡大にもつながっていくと考えています。
SECTION 03

事業を通して、中国との相互理解にも貢献していく。

サッポロビールに入社してから自分が成長したと思える点の一つは、「相手を理解することで、こちらのことも理解してもらえる」ということを経験から知り、日ごろの仕事でも相手を知ることを第一に考えるようになったことです。中国事業においても、まずは中国のお客様のニーズをしっかり理解することが大切であり、理解することで初めてサッポロビールのモノ造りへの考え方や取り組みを伝えていけると考えています。
また、中国での事業展開が、中国と日本の相互理解につながっていってほしいという想いも持っています。今後のマーケティング施策として、サッポロビールについてだけでなく、日本の居酒屋文化や北海道に関する情報についても中国の人々に紹介する試みを考えています。日本の文化や風土に対する理解を深めてもらい、それとともにサッポロビールの札幌で創業した理由や原材料へのこだわりを紹介していくことで、両国の相互理解とサッポロビールのプレゼンス向上を実現していきたいです。
中国においても、大量生産・大量消費の時代は終わりました。サッポロビールには「誰かの、いちばん星であれ」というビジョンがありますが、細分化されていく消費者のニーズをしっかり捉え、そうしたニーズに応えた「いちばん星」となれる商品を提供していくことが私たちには求められています。今後も売上の拡大ばかりを重視するのではなく、高い品質を求めているアジアのお客様に向けて、サッポロビールの取り組みや歴史を伝えながら高品質なビールを提供していきたいと思います。
SECTION 04

未来の仲間たちへ​

サッポロビールは世界で唯一、麦とホップの両方の「育種」と「協働契約栽培」しているビールメーカーです。こうしたモノ造りへの想いに共感する方、そして入社後にやりたいことが明確な方にとっては、サッポロビールはとてもよい職場だと思います。私たちの仲間となり、一緒にサッポロビールの高品質な商品を世界に広めていきましょう!

張さんてどんな人?

サッポロビールへの愛が溢れる熱血仕事人です。サッポロビールを世界で輝かせたい! と誰よりも強く思っている張さんは常に息つく暇もなく新しいチャレンジをされています。その姿勢は他のメンバーにも刺激を与え、チームを引っ張ってくれる存在です。張さんこそ今後の会社の国際化に欠かせない、熱いハートと柔軟な発想を持った「仕事人」だと思っています。

国際事業本部 アジアパシフィック・欧州事業部 E.H

常に前向きで、芯のある人。新入社員時代に、とある商品の拡販のために部署メンバーで議論する機会がありましたが、会議途中から納得がいっていない表情……。その日2人で飲みに行き、納得いくまで語り合ったことを覚えています。その後はしっかり切り替え、大口受注を獲得! 当時から周りに流されず「なぜ?」を繰り返しながら考動する力を持っていました。

西日本流通本部 九州第1営業部 Y.K

活動的かつ思慮深く考察ができる国際商人ですね。アグレッシブな行動力だけでなく、哲学を専攻されたことで、取組先の深層心理まで熟考し、WIN-WINになることを常に意識する人物です。世界最大のビール会社との協働によりサッポロビールを中国で輝かす現在の業務でも、張さんのキャラクターで沢山の成果を獲得。また飲み会では愛娘にメロメロの姿を披露するお茶目な一面も併せ持つ当部のムードメーカーです。

国際事業本部 アジアパシフィック・欧州事業部 Y.S

アイデア豊富で活力がある人です。張さんが営業時代に、同僚として一緒の部署で仕事をしておりました。一緒に仕事をしていても、メンバーを巻き込みながら牽引する姿は後輩ながら、素晴らしいなと思っておりました。また、発想力が豊かでさまざまなアイデアを持っており、おもしろい企画をつくって、部のメンバーに意見しているのが印象的でした。

流通統括部 T.Y

自分の意見を伝えられる人です。上司から言われたことでも、疑問に思うことは何度でも質問やディスカッションをして、自分が納得してから行動を起こします。納得したときの行動力は半端ないです。

広域流通本部 第3営業部 F.K