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サッポロの実行者たち
仕事と人を知る

福田 智樹
経理部 予算グループ
2015年入社/経営学部卒
福田 智樹
経理部 予算グループ
2015年入社/経営学部卒
入社からの経歴
2015年~
サッポログループマネジメント(株) グループ経理部 事務管理グループ
2016年~
サッポロビール(株) 経理部 地区本部グループ
2019年~
サッポロビール(株) 経理部 予算グループ

PROFILE

グループ会社の事務管理部門で経理の基礎を学んだ後、サッポロビールの経理部へ異動。地区別に編成されている営業部隊の経理担当を経て、現在の予算グループに。担当業務が「エリア軸」から「事業軸」「会社軸」へと変化してきたことにより、物事を多面的に捉えて意見を述べる力が培われたと感じている。

※インタビュー内容は取材時のものです。

SECTION 01

数字に見解を添えることで議論が生まれ、発展に結びつく。

2019年から予算グループで、ビール事業の採算管理・分析と、全社の予算策定を担っています。社内の各部署とコミュニケーションを取りながら、年間の予算をつくるとともに、月次の実績を確認。外部環境の変化も勘案しつつ今後を予測して、年間の利益が計画した数字に満たないと推測される場合には、関係各部と一緒にどういった方法で年初予算を達成していくべきかを検討しています。私たち経理が見ている数字は、社内各部の活動の積み重ねとして表れたもの。その数字をきちっと集計・分析したうえで、経営層や事業部門に判断材料を提供し、課題解決や利益創出につなげていくのが役割です。
私がサッポロビールを志望したのは、独自の価値を持つ商品を積極的に提供しようという精神に魅力を感じたから。私は学生時代、マーケティングを主に学んでいたので、入社後はサッポロビールの持つカイタクの精神を、マーケティングや開発部門などで実現していきたいと考えていました。しかし、実際配属されたのは経理部門。当時の私は経理に関する知識は浅く、パソコンに向かって数字を纏めていくような「作業」がメインの仕事だろう、と想像していただけでした。実際、新人の頃は、伝票の整理といった作業も多く、仕事の面白さに気付けない時期もありました。そんな自分の認識が変化したのは、地区本部グループに移ってから。営業現場の人たちにさまざまな数字の集計・分析を依頼される日々の中、「なぜ、その数字が欲しいのか」を自分なりに考え、意見を添えて提出してみると、相手の反応がこれまでとは一変し、新たな議論が生まれたのです。この仕事で重要なのは、単に数字を出すことでなく、数字の背後にあるものも含めて考察・説明を行いながら、他部署が実現したいと思っている事柄を支援すること。この点に気づいてからは、経理のやりがいが実感できるようになりました。

私のとある1日​

9:00
出勤
出勤しながらコーヒーで気分をリフレッシュ。
10:00
グループミーティング
予算グループのリーダーから経営会議で議題に上った内容を聞き、自身のタスクを整理する。
12:00
ランチ
部内のメンバーとランチ。​
13:00
資料作成
翌日の部内会議に向けて、新商品の資料(損益予測)を作成する。
16:00
問い合わせ対応
関係部署からメールで寄せられた質問事項や依頼内容に対応していく。
SECTION 02

他社に先駆けて、効率的な経費精算の仕組みを実現。

経理の仕事は一般に、与えられた任務を正確にこなすだけと思われがちですが、サッポロビールでは既成概念にとらわれない視点で業務を見つめ、変革を主導していけます。たとえば、営業現場にとって面倒な業務だった経費の精算。私はこの省力化を図るべく、営業部門やIT部門の人たちと連携し、他社に先駆けて「クラウド型の新経費精算システムの導入」と「電子帳簿保存法の申請」に取り組みました。具体的には、スマートフォンで領収書などを写真に撮って電子データ化することにより、遠隔からでも簡単に経費精算が行えて、領収書原本も廃棄できる仕組みです。
新たな仕組みの導入にあたっては、経営会議で承認を得た後に、営業が使いやすい画面構成を検討し、試作と改善を重ねました。また、慣れた仕組みが変わるとなれば、抵抗感を覚える人もいるでしょうから、導入前には全国の拠点を回って丁寧な説明も行いました。新システムをリリースしたのは2020年2月ですが、前年のプロジェクト始動から短期間で導入にこぎつけられたのは、メンバー全員が目線を合わせ、一気呵成に取り組んだ成果だと感じています。
経理のようなスタッフ部門にいる者にとって、「いちばん星」の相手となるのは社内各部の人たちです。今回導入したシステムはまだ改善の余地があるものの、営業現場の業務効率化を支援するという意味においては、一定の貢献ができていると思います。また、外出先や自宅でも経費精算ができる体制が敷けていたことは、リモートワークの推進に大きなプラスにもなりました。
SECTION 03

より強固な収益構造の構築へ。攻めの姿勢で挑みたい。

国内の人口が減少し、若者のアルコール離れが進むなど、業界を取り巻く環境は厳しい状態にありますが、お酒がもたらす「おいしさ」や「楽しさ」で幸せを感じている人は大勢います。お酒は日常から人生の節目まで、多様な場面で人と人をつなげる力を持っています。このようなお酒の魅力をより多くのお客様に伝え、市場の再活性化を図るためにも、継続的な利益創出を実現できる「強固な収益構造」の構築が必要だと考えています。会社は利益を創出するために存在しているわけではありませんが、継続的に利益をあげていかなければ、社内各部でやりたいことが行えず、新しい楽しさや豊かさをお客様に提供することもできません。
ゆえに今後は私自身も、より積極的な攻めの姿勢で仕事に向き合っていこうと思いますし、当社には自ら意見を述べたり実行することを推奨する文化が根付いています。たとえば、現状の課題が洗い出せるよう、コストを細かく可視化する。販売費(営業費用)の使い方を検証し、投資効率の高い支出に変えていく。固定費をできるだけ変動費化することで、業況が変化した場合でも利益を残せる構造を創り出すなど。改善策を主体的に進言することで収益力の強化に貢献し、お客様やステークホルダーへの価値提供に結びつけていきたいと考えています。
SECTION 04

未来の仲間たちへ

経理では、責任感を持って正確に与えられた任務を果たすことが求められます。しかし一定のキャリアを積んだ後は、自分から課題感を持ち、取り組むことが大切になってきます。会社や社会を良くしていこうという意識を持って取り組むと仕事のやりがいも増してきますので、そのような意欲のある方を一緒に働きたいですね。

福田さんてどんな人?

部内だけでは解決しない問題が発生し進め方に悩んでいた時、福田さんに相談したところ「あの部署のあの人に聞いてみるか」と内情などをよく知っている方に快くつないでもらいました。常に優しく、他部署からの信頼も厚い、とても頼りになる先輩です。

経理部 エリアサポートグループ K.Y

「機転が利き、何事にも柔軟に対応できる人」です。以前一緒に仕事をした際、さまざまな案件に対して迅速かつ丁寧に柔軟に対応する姿を見て、同部署の先輩方も何かあれば福田さんに聞くという自然な雰囲気が築き上げられており、圧倒的信頼感がありました。

人事部 キャリア形成支援グループ S.T

福田さんと一緒に参画したあるプロジェクトで、チーム内の意見が割れて難航する場面があったのですが、福田さんは物怖じせず意見を伝えると共に、双方の納得する意見を取りまとめながらプロジェクトを遂行していました。後輩ではありますが、非常に頼りになる存在です。

営業統括部 企画グループ Y.M

どのような場面においても臆することなく、言うべきことははっきりと伝え、同時に相手の信頼を得られる方です。また、福田さんの作成する資料は非常に分かりやすく、頭の中が論理的に整理されていることの証だと常に感心します。

経理部 予算グループ K.K

福田さんは「ウォームハートとクールヘッドを兼ね備えた仕事人」。いつも担当部署との密接なコミュニケーションを通じて、数字の背景などを確認しながら複雑で多岐にわたる情報をとてもスピーディーにまとめてくれます。

経理部 予算グループ T.S