SAPPORO 乾杯をもっとおいしく

MENU
CLOSE

サッポロの実行者たち
仕事と人を知る

後藤 良太
千葉工場 エンジニアリング部
2013年入社/創造理工学部卒
後藤 良太
千葉工場 エンジニアリング部
2013年入社/創造理工学部卒
入社からの経歴
2013年~
静岡工場 企画部(現エンジニアリング部)
2017年~
生産技術本部 エンジニアリング部
2019年~
千葉工場 エンジニアリング部

PROFILE

入社以来、学生時代に学んだ機械工学の知識を活かしながらエンジニアリング部の仕事に携わる。入社後、配属になった静岡工場では電力供給や廃水処理に関わる省エネルギー活動などを推進し、本社の生産技術本部を経て、現在は千葉工場のエンジニアリング部でリーダーを務めている。

※インタビュー内容は取材時のものです。

SECTION 01

新規設備の中長期計画から導入、管理・保守・改善の支援までを担う。

私は大学で機械工学を学んでおり、就職活動では学生時代に得た知識を活かせる仕事に就きたいと考えました。電機メーカーなども就職先として検討したのですが、就職活動を進めるうちに人々の生活に身近な商品を造り、暮らしを豊かにしていく「食」の業界に魅力を感じるようになりました。そして当社の千葉工場を見学した際に、そのスケール感に圧倒され、エンジニアとしてサッポロビールのビール造りに関わりたいと考えるようになったのです。
入社後は静岡工場に配属となり、その後本社勤務を経て、現在は千葉工場のエンジニアリング部に所属しています。設備の中長期的なリニューアル計画の策定や新技術を用いた設備の導入、生産部門による設備保全活動のサポートなどが私の主な担当業務です。本社の生産技術本部のエンジニアリング部に所属していた頃は、設備を工場に導入する前の設計に関わる業務に携わっており、千葉工場に移ってからは実際に設備を導入し、稼働させ、運用を最適化させる役割を担っています。
私たちエンジニアリング部の仕事は、安心・安全で高品質な商品を提供するサッポロビールのモノ造りを支えています。先輩エンジニアたちの品質に対する徹底したこだわりや想いを継承し、サッポロビールのモノ造りの技術をさらに進化させて最高の一杯を追求することで、サッポログループの発展に貢献していくのが私の役割だと考えています。そして、世界中のより多くの人々に、私たちが造った商品を楽しく味わっていただきたいです。

私のとある1日​

9:00
社内で打ち合わせ
中長期的設備投資計画の内容をすり合わせる。
11:00
現場確認
新規導入した設備についての調査やヒアリングを行う。
12:00
ランチ
工場の食堂でお弁当を食べる。
13:00
社内で打ち合わせ
工場全体の工程や設備安定化のプロジェクト活動についての打ち合わせを実施。
14:00
取り引き先との打ち合わせ
設備の仕様についてすり合わせや現場確認を行う。
15:00
設計
打ち合わせの内容を踏まえて設計や検討を行う。
SECTION 02

共に業務に取り組む仲間たちと、最高の成果を共有したい。

当社には「誰かの、いちばん星であれ」というビジョンがありますが、私にとっての「いちばん星」とは、仕事で関わる全ての関係者と相乗効果を生み出し、成果を最大化できる人です。私もそのような人財になりたいと考え、最高の成果を関係者のみなさんと共有できるように常に意識しています。
サッポロビールで働く中で、私自身も「誰かの、いちばん星」になれたと思えた経験があります。例えば、3年ほど前に醸造工程で使用する新型のろ過設備を導入するプロジェクトを担当したときのこと。お取引先の商社を通して、海外メーカーの設備を当社の複数の工場に導入したのですが、設備の稼働を始めると予期せぬ不具合が頻発してしまいました。私は現場の担当者からヒアリングを行って不具合の内容を明らかにし、海外メーカー、商社、当社の3者が合意できる形で解決に向けたプロセスを進めることができました。そして、無事に全工場の稼働を安定化できたときには、関係者にとって「いちばん星」になれたのではと思えました。
また、自分の成長も強く感じています。以前に、ラオスに出張して現地の工場に省エネルギーに関するアドバイスを行ったことがあります。3週間ほど前に急遽出張が決まり、海外出張の経験もない中でラオスに赴いたのですが、現地では英語でのコミュニケーションもスムーズにいかないような状況でした。しかし、図を使用するなどしてコミュニケーションを工夫することで、省エネルギーに関する支援や講演を行うことができました。急遽発生した経験のない業務に対しても、臨機応変に着実に進めていけたことで大きな自信がつきました。
SECTION 03

幅広い領域を担えるエンジニアとなり、AIなどを活用したイノベーションも推進したい。

エンジニアとして自分が専門的に担える領域を拡大していきたいと考えています。工場に新設備を導入する際、専門外の技術に関しては開発会社などにご協力いただきますが、そうした専門外の業務にも積極的に関わって経験を積むようにしています。また、電気関連やエネルギー関連の国家資格を取得し、専門外の分野の知識も学んでいます。そうして知識を蓄積することで、自分で担える業務の領域が広がるのはもちろんのこと、協力会社の専門家の方々とも深いコミュニケーションが可能になります。
採用試験を受けている中で面談した先輩社員から、サッポロビールでは一人ひとりのエンジニアが担える領域の幅が広いことを聞けたのも、入社を決意した理由のひとつでした。私自身も入社後に、広い領域の仕事に挑戦させてもらえるので、意欲的に仕事に取り組むことができています。先輩社員にも自ら多くのことを学ぶことで、活躍する領域を広げていく方が多いので、先輩たちを見習いながら自分もさらに成長していきたいと思っています。
現在特に力を入れて学んでいるのがAI・ディープラーニングなどの先進技術です。当社にはこれまで蓄積してきた膨大なビール造りに関するデータがあります。AIによってそうしたデータを活用した設備を導入することで、工場内の多様な課題を解決していけるのではないかと考えています。千葉工場でも既にディープラーニングを用いた設備の導入を進めていますが、今後はもっとさまざまな設備にAIを取り入れ、生産性を高めていくことを目標にしています。
SECTION 04

未来の仲間たちへ​

メーカーのエンジニアは、工場内の課題を見つけ、その解決策として設備を導入し、最適な運用をチューニングするところまで一貫して継続的に携われます。そして当社は、一人ひとりのエンジニアの仕事の幅が広く、自分の専門分野だけでなく多様な領域で挑戦できる環境にあります。ぜひみなさんもこの環境で成長していってください。

後藤さんてどんな人?

丁寧な仕事で着実に業務を進めるエンジニアです。千葉工場で一緒に仕事をしていて醸造部関連の工事の相談をすることもありますが、工事の計画・実行・振り返りの中で細かな所までよく気付き、いつも助けられています。後藤さんがいるからこそ、安心して工事ができていると思います。

千葉工場 醸造部 I.N

自身に任された業務は事前に調査を入念に行い、工事中も丁寧に現場を観察し、関係者との共有も確実に行う姿勢が「真面目で慎重な性格」と感じます。周囲からは、「ごっちゃん」の愛称で呼ばれており親しみやすい人柄です。

北海道工場 エンジニアリング部 O.T

頭の回転が速く、また、すぐ人の懐に入れる方です。千葉工場に異動して来られ、いつの間にと思うほどすぐに、多くの人から「ごっちゃん」と親しまれ、頼られる存在になっていました。また保全スタッフとして、必要な関係者を迅速に巻き込み、確実なタスク管理をされている印象です。

改革推進部兼生産技術本部 エンジニアリング部 O.Y

なにごとにも実直に対応し、とことん突き詰めるタイプですね。当社として初めて実施したインターンシップの準備において、ワークショップで使用するあるパーツ作りを職人かと思うくらい細かに仕上げていました。参加される学生がやりやすいようにという心遣いが素晴らしい!

静岡工場 エンジニアリング部 T.T

丁寧な対応をする人です。設備導入の計画時はもちろん、トラブル時でも冷静に関係者と連携し、図面などの情報も踏まえた的確な指示を出しています。特に、関係者とのコミュニケーションを大切にしていて、相手の意図する方向に結果を導いている点は、非常に丁寧な対応を感じます。つけ加えると、酒席のときのコミュニケーション力は最強です。

千葉工場 エンジニアリング部 H.N