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外食トピックス

帝国データバンク、食卓への影響度は?9月度カレーライス物価指数調査

帝国データバンクは、食卓への影響度を示す「カレーライス物価指数」を独自に試算・分析し、2025年9月度の指数を発表した。なお、各種価格データは「小売物価統計調査(総務省)」のうち各都市平均値(全国平均)を参照。調理シーンは「6食分(市販のカレールー1/2パック)をまとめて調理した」ものとした。
 カレーライスを家庭で調理する際に必要な原材料や光熱費などの価格(全国平均)を基に算出し、食卓に与える物価高の影響を可視化した「カレーライス物価」。9月は1食あたり438円となった。1年前の2024年9月(364円)からは74円(20.3%)増と、15ヶ月連続で前年同月比2ケタを超える大幅な上昇が続いた。また、前月(436円)からは2円増と、今年5月以来、4ヶ月ぶりに上昇(値上がり)へ転じた。カレーライス物価は、今夏に続いた価格安定の局面から、再び大幅な上昇へと転じる兆しがみられる。
 カレーライス物価を構成する費用の内訳をみると、最も高いのが全体の約5割を占める「カレー具材(肉・野菜)」で213円(前年同月比8円増)となり、前月から変動はなかった。ニンジンなど野菜の価格は比較的安定した一方で、主産地が北海道へ切り替わるタマネギでは、高温や少雨を背景に不作傾向が強まったことで出荷価格が上昇し、全体の価格を押し上げた。「ごはん(ライス)」価格は、野菜類同様に価格安定から再び上昇傾向に転じており、前年同月(131円)から62円増の193円と大幅に上昇した。「カレールー」(27円)は、市販ルーや食用油の価格上昇が一服したことを背景に、前月から横ばいでの推移となった。炊飯器での炊飯やガス調理などの「水道光熱費」(4円)も変動はなかった。
 カレーライス物価を基に、2020年平均を基準(100)とした独自算出の「カレーライス物価指数」をみると、9月の指数は160.0となった。指数ベースで160台の到達は、今年6月以来、3ヶ月ぶりとなる。前年同月比では20.3%高く、28ヶ月連続のプラスとなったものの、伸び率は4ヶ月連続で縮小した。
■10月は460円台到達予想、コメ価格が急反発、食卓で物価高の「圧力」再び高まる見込み
 全国の物価の先行指標となる東京都区部の物価動向を基に予想した10月のカレーライス物価は、最高で1食460円台に到達するとみられる。460円の水準は、比較可能な2015年以降のデータで最高値となる。カレー物価の上昇を抑制してきたコメ価格は、2025年産の収穫量が増加したことで流通量に不足感はないものの、コメ農家へ支払う概算金が前年比で倍近い水準に引き上げられたことで取引金額が高騰し、店頭価格で精米5㎏当たり5,000円を超える高値が続いている。集計対象外ではあるものの、コシヒカリに比べて割安だった他の銘柄米でも価格が急騰しており、ごはん(ライス)価格は再びカレー物価を大幅に押し上げる見通し。野菜類でも、北海道産を中心に記録的高値が見込まれるタマネギなど値下がり要因に乏しく、全体では再び上昇傾向が続くとみられる。
 今後のカレーライス物価は、今秋まで続いた430円台の推移から一転し、今冬にかけて過去最高値の水準で推移することが予想される。
※原材料:ニンジン・ジャガイモ・タマネギ・牛肉(輸入)・コメ(コシヒカリ1食:約1合[炊飯前重量])・カレールー(市販)・食用油
※エネルギー:電気(炊飯器での調理/約7合分の炊飯+6時間の保温を加味)・ガス(強火・中火・弱火の各調理手順)、水道水(上水道分のみ、下水道使用料は除く/食材・食器類の洗浄にかかる水量は考慮していない)
※カレーライス物価指数:各月のカレーライス物価を基に2020年平均=100とした価格推移

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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