「BtoBプラットフォーム 受発注」の年間流通金額が早くも2兆円を突破
インフォマートは、フード業界の受発注・請求業務をデジタル化するクラウドサービス「 BtoB プラットフォーム 受発注」の 2025 年における年間流通金額 ※ 1 が、 9 月末時点で 2 兆 1,022 億円となり、年間累計で 2 兆円を突破したと発表した。
「 BtoB プラットフォーム 受発注」は、受発注クラウドサービス市場における受発注流通金額において、国内シェア No.1 ※ 2 を獲得しており、 2 兆円の突破は昨年の 10 月達成を上回るペースとなった。なお、 9 月末時点での流通金額は、前年同月比で 114.6 %となり、過去最速ペースで推移している。
日本政府観光局の発表によると、 2025 年 1 月~ 9 月の訪日外国人客数は約 3,165 万人となり、過去最速で年間累計 3,000 万人を突破するなど、インバウンド需要は好調に推移している。実際に、観光庁の「インバウンド消費動向調査」 2025 年 7-9 月期結果によると、訪日外国人旅行消費額は 2 兆 1,310 億円で 2024 年同期比 11.1 %増となっており、こうしたインバウンド消費の増加等を背景に外食需要は継続的に回復している。また、外食産業における人手不足の深刻化や原価高騰等によるコスト管理意識の高まりから、 DX ニーズは依然として高く、利用企業数が堅調に増加したことが今回の過去最速ペースでの 2 兆円突破につながった。
同社は、 2003 年 2 月より「 BtoB プラットフォーム 受発注」の提供を通じて、外食企業とその取引先である卸企業の双方における受発注・請求業務のデジタル化に注力してきた。 2025 年 9 月末時点の利用企業数は、外食・ホテル・給食等の買い手企業が 4,258 社 (81,328 店舗 ) 、食品卸売業等の売り手企業が 47,714 社、計 51,972 社となった。利用企業数が増加を続けている背景には、外食等の買い手企業からの DX ニーズが高いだけでなく、デジタル化の利便性を実感した食品卸等の売り手企業からのニーズも増加したことが挙げられる。
なお、前年度の同サービスにおける流通金額は 2 兆 5,454 億円で、これは、 2024 年の外食産業市場において 32.4 % ※ 3 のシェア率に相当する。現在のペースで推移すれば、今年度の流通金額は前年度を上回る見通しだ。
※ 1 「 BtoB プラットフォーム 受発注」上で、買い手企業と売り手企業の間で受発注される金額
※ 2 https://corp.infomart.co.jp/news/20240926_5591/
※ 3 日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査 令和 6 年 (2024 年 ) 年間結果報告」及び「令和 4 年・ 5 年 ( 各年 1 月~ 12 月 ) 外食産業市場規模推計について」から、 2024 年の外食産業市場規模の金額を 26 兆 1,799 億円と計算し、仕入金額を 30 %と仮定して計算すると 7 兆 8,539 億円となることから、同社の流通金額 2 兆 5,454 億円は全体 32.4 %のシェアにあたる。 ( 外食産業市場規模および仕入金額は当社独自推計 )
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