ホットペッパーグルメ外食総研、東名阪三大都市圏の9月度外食市場動向
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女7,550人(有効回答数)を対象とした2025年9月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
3圏域合計の外食市場規模は、前年同月比+92億円の2971億円と6ヶ月連続で前年を上回った。市場規模の19年(コロナ禍前)同月比は93.8%で、前月の91.8%を上回り、3ヶ月連続での回復となった。一方、前年同月比は、前年に比べ日曜が1日少ない日並びであったが、市場規模を伸ばした。外食頻度・単価が19年比で回復し、市場規模の19年比での回復につながった。
「食事主体業態・計」の市場規模は、前年比106.9%・19年比98.2%、「飲酒主体業態・計」は同109.2%・同85.2%、「軽食主体業態・計」は同100.9%・同107.1%と、前年比では「飲酒主体業態・計」が最も大きく伸ばし、「居酒屋」の19年比も85.7%と4ヶ月ぶりに8割台に回復した。
業態別市場規模は、「居酒屋」(前年比増減+38億円)、「ラーメン、そば、うどん、パスタ、ピザ等の専業店」(同+14億円)、「その他の各国料理店」(同+12億円)等主要16業態中11業態で市場規模が前年を上回り、「居酒屋」(延べ回数+64万回/単価+87円)、「ラーメン、そば、うどん、パスタ、ピザ等の専業店」(同+52万回/+67円)等5業態で延べ外食回数と外食単価の両方が前年を上回った。19年比では「ファストフード」(139.0%)、「その他各国料理店」(124.2%)等8業態でコロナ禍前を上回る市場規模を記録した。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:68.9%(前年比-0.5pt) ②外食頻度:3.82回/月(同+0.09回) ③外食単価:2,860円(同+43円) ④外食市場規模:2971億円(同+92億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:67.7%(前年比-2.3pt)、関西圏:71.6%(同+3.3pt)、東海圏:68.8%(同-0.6pt)
②外食頻度…首都圏:4.03回/月(同+0.18回)、関西圏:3.70回/月(同+0.07回)、東海圏:3.26回/月(同-0.20回)
③外食単価…首都圏:2,989円(同+16円)、関西圏:2,836円(同+196円)、東海圏:2,301円(同-169円)
④外食市場規模…首都圏:1873億円(同+40億円)、関西圏:793億円(同+99億円)、東海圏:305億円(同-47億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲は、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外の都道府県や海外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出
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