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外食トピックス

リクルート、2025年「ハロウィーン」への参加意向・賛否の理由等を調査

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、三大都市圏に住む20~69歳男女を対象に2025年の「ハロウィーン」への参加意向、賛否等に関する意識についてのアンケート調査を実施した。
■2025年「ハロウィーン」行事参加予定者は15.7%、2年連続して減少
 2025年の行事参加予定については3圏域計で15.7%と、前年の16.1%を下回り、2年連続して減少している。ただし、前年の参加実績14.9%(2025年に調査)と比べると0.8pt上回る結果となった。参加実績は2021年から3年連続で増加した後に2024年は減少しており、今年はどうなるか注目だ。参加予定率が最も高かったのは男女とも20代で、20代男性では32.3%、20代女性では20.5%が参加予定と回答している。前年の参加実績と比べると、60代女性(+2.4pt)や40代男性(+2.0pt)等で参加予定が前年実績より増加している。
■2025年の「ハロウィーン」を一緒に過ごしたい相手は「友人・知人」が3年連続で最多に
 2025年の「ハロウィーン」を誰と過ごしたいか聞いた。「ハロウィーンを意識して過ごすつもりはない」以外は僅差だが、1位は「友人・知人」で8.9%と、3年連続して最多となった。「友人・知人」は、2021年の5位から、2022年は3位、2023・2024年は1位と順位を上げ、家族中心の集まりであったコロナ禍中のハロウィーンから平時に完全に戻った様子だ。2位は「夫婦二人で」で7.2%、3位は「家族・親族(小学生以上18歳以下の子連れ)」が6.6%であった。性年代別では、20代の男女が一緒に過ごしたい相手として「友人・知人」「恋人や異性の相手と二人で」等が他の性年代よりも目立って多い。
■20・30代女性が2025年の「ハロウィーン」で「食」に関する過ごし方を楽しみにしている様子
 2025年の「ハロウィーン」の過ごし方の希望を聞いた。「ハロウィーンを意識して過ごすつもりはない」以外でのトップ5は、1位は「家で過ごしたい」で16.3%、2位は「ハロウィーンスイーツを食べたい」で9.8%、3位は「外食を楽しみたい」で6.9%、4位は「かぼちゃ料理を食べたい」で6.7%、5位は「飲酒を楽しみたい」が6.4%となっており、順位は前年と変わっていない。性年代別では、20~40代女性は「ハロウィーンスイーツを食べたい」、20・30代女性は「かぼちゃ料理を食べたい」「ハロウィーンに合った料理やお菓子を作りたい」が他の性年代に比べ高く、20・30代の若年女性を中心にハロウィーンで「食」に関わる過ごし方を楽しみにしている様子がうかがえる。
■「ハロウィーン外食」関連では、40~60代男性が積極的
 前問で希望する「ハロウィーン」の過ごし方があった人(2,572人)に、今年の「ハロウィーン」で最も楽しみにしている過ごし方を聞いた。トップ5は、1位は「家で過ごしたい」で23.3%、2位は「ハロウィーンスイーツを食べたい」で12.6%、3位は「外食を楽しみたい」で8.7%、4位は「飲酒を楽しみたい」で6.3%、5 位は「子どもにお菓子をあげたい・配りたい」が5.6%。「飲酒を楽しみたい」「子どもにお菓子をあげたい・配りたい」で前問の「ハロウィーン」の過ごし方から順位を上げた。性年代別の外食関連項目では、40・60代男性で「外食を楽しみたい」、50・60代男性で「飲酒を楽しみたい」が他の性年代に比べ高くなっている。
■年代が上がるほど「ハロウィーン」に否定的な理由を選択する割合が増える傾向
 「ハロウィーン」に肯定的な理由の回答数と否定的な理由の回答数を集計すると、「否定優位派」が52.8%と「肯定優位派」の38.3%を上回った。ただし、性年代別では、20代女性では「肯定優位派」が51.1%と半数を超えているのに対して、男性の50・60代では「否定優位派」が6割を超えており、性年代による差が大きい。男女ともおおむね年代が上がるほど「肯定優位派」が減り、「否定優位派」が増える傾向にある。
■「ハロウィーン」に肯定的な理由「日本風に楽しめば良い」、否定的な理由「自分には関係ない」
 「ハロウィーン」に肯定的な理由は、1位は「本来の意味と違っても日本風に楽しめば良い」(15.8%)、2位は「子どものためのお祭りとして良い」(14.3%)、3位は「経済効果がある」(13.7%)。否定的な理由は、1位は「自分には関係がないように思う」(30.8%)、2位は「何かと理由をつけて騒ぐのは良くない」(21.0%)、3位は「本来の意味や趣旨を理解すべきだ」(13.9%)であった。性年代別では、30・40代女性で「子どものためのお祭りとして良い」、50・60代男女で「自分には関係がないように思う」が他の性年代と比べ高かった。

【アンケート調査概要】
調査方法:事前調査で本調査への協力意向が得られたモニターの中から、脱落率を加味して設定した必要数をランダムに抽出し、本調査の案内メールを通知
調査期間:9月1日~9月10日(本調査)
調査対象:首都圏、関西圏、東海圏に住む20歳~69歳男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数:7,631件(首都圏3,915件・関西圏2,064件・東海圏1,652件)

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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