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外食トピックス

ぐるなびリサーチ部、ぐるなび会員を対象に“さんま”に関する調査を実施

ぐるなびは、「楽天ぐるなび」ユーザーなどのぐるなび会員を対象に、世の中のトレンドに合わせて食に関する様々な調査を実施し、「ぐるなびリサーチ部」として定期的に情報を発信しているが、今回は“さんま”について調査した。
■秋に食べたくなる食材は「さんま」「梨」「栗」がTOP3、さんまは50代で7割弱と特に高い
 まず、秋に食べたくなる食材を聞いたところ、「さんま」(55.7%)、「梨」(47.8%)、「栗」(44.3%)がトップ3であった。
 また、「さんま」の回答率を年代別にみると、「20代」(37.4%)、「30代」(48.1%)、「40代」(59.1%)、「50代」(68.7%)、「60代」(62.3%)と年代が上がるほど増える傾向がみられるが、特に50代は7割弱と高かった。
■今年さんまを食べた人は3割で、食べていないが食べたい人は6割弱
 今年すでにさんまを食べたかの質問に対しては、「食べた」(29.9%)、「食べていないが食べたい」(57.8%)、「食べていない、食べたいとも思わない」(12.2%)と、9月初旬の段階ですでに食べた人が3割弱、食べていないが食べたいと思っている人が6割弱いることがわかった。
■さんまに欠かせないのは「大根おろし」が7割強で最多、60代女性では「すだち」が3割強
 さんまを焼いて食べる際に欠かせない薬味、添え物を聞いたところ、全体では、「大根おろし」(72.1%)が圧倒的に多く、「すだち」(21.6%)、「鬼おろし」(17.1%)、「かぼす」(13.8%)、「レモン」(11.1%)、「ゆず」(8.2%)の順であった。性年代別に見ると、「大根おろし」は男女とも年代が上がるほど増える傾向がみられ、特に「60代男性」(83.3%)では8割を超えた。また、「60代女性」では3人に1人近くが「すだち」(32.8%)と回答した。
■内臓まで食べる人は45.1%で、男性の53.7%に対して女性は36.6%
 さんまを焼いて食べる際に内臓も食べるか聞いたところ、全体では5割弱の人が「食べる」(45.1%)と回答し、男女別では半数を超えた「男性」(53.7%)に対して「女性」(36.6%)は3人に1人ほどであった。
■食べる場所は自宅派が7割、飲食店派が2割、20~30代男性は飲食店派が3割以上と高い
 さんまを食べるのは飲食店と自宅のどちらが多いか聞いたところ、全体では「飲食店」(9.6%)+「どちらかというと飲食店」(11.7%)の「飲食店・計」(21.3%)が2割強、「自宅」(43.6%)+「どちらかというと自宅」(25.4%)の「自宅・計」(69.0%)が7割弱と「自宅・計」の方が多かった。「飲食店・計」を性年代別に見ると、「20代男性」(34.2%)と「20代男性」(31.4%)はどちらも3割以上と高かった。
■さんまを綺麗に食べるのが得意な人最多は50代男性、20~30代女性は苦手な人が4割以上
 焼いたさんまを綺麗に食べるのが得意か聞いたところ、全体では、「かなり得意」(17.2%)+「得意」(29.5%)の「得意・計」(46.7%)が5割弱、「やや苦手」(18.0%)+「かなり苦手」(11.3%)の「苦手・計」(29.3%)が3割弱であった。性年代別に見ると、「50代男性」は3人に2人近くが「得意・計」(64.2%)と回答し、逆に「20代女性」(47.9%)と「30代女性」(42.5%)はそれぞれ4割以上が「苦手・計」と回答した。
■今後希少性が増しそうな魚介類は「うなぎ」が最多、以下「さんま」「マグロ」「イカ」「サケ」
 今後、より手に入りにくくなりそう、値上がりしそうと思う魚介類を聞いたところ、「うなぎ」(47.2%)が半数弱で最も高く、以下「さんま」(32.8%)、「マグロ」(29.6%)、「イカ」(28.2%)、「サケ」(27.9%)が続いた。
■さんまに欠かせないのは「大根おろし」、綺麗に食べるのが得意な人は半数に満たず
 同社リサーチグループ長の本間久美子氏は、『秋に食べたい食材を尋ねると、「さんま」「梨」「栗」が昨年に引き続きTOP3となりました。特に50代では7割弱がさんまを挙げ、昨年調査よりも10ポイント近く増加する結果となりました。さんまをすでに「食べた」人は3割、「食べたい」人は6割弱と、さんまへの「食べたい」意向は昨年と変わらず高い水準を維持しています。ちなみに、昨年は9月末、今年は9月上旬と、昨年より早く調査を実施しましたが、「食べた」人の割合はほぼ変わらずでした。今年のさんま豊漁のニュースを聞いて、すぐにさんまを求めた方もいらっしゃったかもしれません。今年は新たに「さんまに欠かせない薬味、添え物」を尋ねたところ、「大根おろし」が7割強で最多となりました。かんきつ類では、「すだち」が最多。さんまに添えるかんきつ類は地域差があることは有名ですが、「大根おろし」は、年代が上がるほど回答が高く、年代差があるようです。今年はもう一つ新たに、「綺麗に食べるのが得意」かどうかも尋ねたところ、「かなり得意」「まあ得意」を合わせた、「得意な人」は半数に満たない結果となりました。特に20代~30代女性では4割以上が「苦手」と回答しており、こうした意識が、「秋に食べたくなる食材」で20代、30代の「さんま」の回答率の低さにもつながっているのかもしれません。今年はせっかく、昨年、一昨年より気軽に、サイズの良いさんまを楽しめそうですので、きれいに食べられるかどうかは気にせず、美味しい秋の味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか。』とコメントした。

【調査概要】
調査期間:9月9日~9月10日
調査方法:WEBアンケート
調査対象:全国
回答者:20代~60代のぐるなび会員1,300名

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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