ぐるなびリサーチ部、調査回数100回記念!「100年後の食」に関する調査
ぐるなびは、「楽天ぐるなび」ユーザーなどのぐるなび会員を対象に、定期的に“食”に関する調査を実施している。今回は、2020年の開始から調査回数100回を突破したことを記念し、特別調査として「100年後の食」に関する調査を実施した。
■国民食の未来…「ラーメン」は進化し、「うどん・そば」は不変!?
まず、週に1回以上食べても飽きないと思う“現代の国民食”は何か聞いたところ、全体では、「寿司」(52.2%)、「うどん・そば」(50.0%)、「ラーメン」(46.6%)がトップ3で、「カレーライス」(38.6%)、「牛丼など丼もの」(32.8%)、「ハンバーグ・ハンバーガー」(30.7%)、「焼肉」(29.6%)が続いた。中でも「ラーメン」は男性のダントツ1位(女性と20pt以上の差)の57.4%と圧倒的支持を得た。
前問で挙げた料理は100年後も食べられていると思うか聞いたところ、「ラーメン」「ハンバーグ・ハンバーガー」は4割強が「今とはかなり変わった形で食べられている」(各41.4%/42.2%)と予想。対照的に「うどん・そば」「カレーライス」は7割以上が「今とほぼ変わらない」(各74.9%/72.0%)と回答し、料理によって未来の進化の予測に差が出る結果となった。
■危惧される食材…TOP3は水産資源の「ウナギ」「クジラ」「本マグロ」
地球環境の変化などで100年後には食べられなくなっている(又は超高級品になっている)と思う食材は、「ウナギ」(48.2%)、「クジラ」(47.1%)、「本マグロ」(39.0%)、「ウニ」(33.2%)、「カニ」「サンマ」(29.5%)、「天然のキノコ・山菜」(27.1%)、「コーヒー・チョコ」(24.4%)、「伝統野菜」(23.6%)、「サケ」(21.7%)と水産資源が上位を独占した。
一方で、100年後の日本で当たり前の食材になっていると思うものに関しては、「代替シーフード」(69.2%)、「完全栄養食」(65.2%)、「培養肉」(62.2%)が6割を超え、次いで「遺伝子情報に最適化された個人専用食」(53.3%)、「合成水」(51.1%)が5割超えで続いた。最新技術による代替食品の普及が不可避であると捉えられているようだ。
■外食文化の継承…100年後も残したいのは「旬の食材・盛り付け」や「職人の技術」
100年後も残っていてほしいと思う外食文化は、「旬の食材、盛り付け」(58.8%)、「立ち食い赤提灯などの大衆文化」(49.2%)、「職人による技術」(47.4%)がトップ3。効率化が進む未来だからこそ、人間の感性や技に根ざした情緒的価値の継承が望まれているようだ。ちなみに4位以下は「おもてなし・接客」(45.4%)、「食べ放題・飲み放題」(42.1%)、「賑やかな交流の場」(38.2%)、「おまかせメニュー」(24.7%)、「ソムリエ」(15.2%)、「ボトルキープ」(13.0%)が続いた。
■飲食店の二極化…「全てロボット」が3割の一方、「人間の調理」は超高級付加価値へ!?
100年後の飲食店はどうなっていると思うか聞いたところ、1位「調理も接客も全てロボットが行っている」(30.8%)と3割の人が「調理も接客も全てロボット」と効率化を予測する一方、2位「『人間が作る・運ぶ』ことが超高級な付加価値になる」(25.5%)と2.5割の人が「人間が作ること自体が高級な付加価値になる」と人の手によるサービスが“贅沢品”に変わると予想された。以下、「今とそれほど変わらない形態で残っている」(21.2%)、「自宅で味覚データを共有し食べるバーチャル外食が主流」(8.4%)、「人は調理しないで接客のみ」(7.4%)、「空気感(人気観光地の空気感)の再現」(6.8%)が続いた。
■今も好きなものは残るし、残っていてほしいという思いが伝わってくる結果に
同社リサーチグループ長の本間久美子氏は、『リサーチ部の調査がおかげさまで100回目を迎えましたので、「100年後の食卓」を調査結果から展望しました。調査からは大きく、「環境の変化、テクノロジーの進化などにより、外食を含む食生活へ影響が出ることは予感しつつも、今も好きなものは残るし、残っていてほしい」という思いが伝わってくる結果となりました。
ではそれぞれ見ていきます。まず国民食の変容です。いずれも過半数が100年後も「今とほぼ同じ形」を予想する結果となりましたが、「ラーメン」と「ハンバーグ・ハンバーガー」は4割強が「変化・進化した形」と予想していました。理由までは明らかにできませんでしたが、料理によって100年後に予想するスタイルに違いがあるようです。次に食材についてです。100年後の日本では、「代替シーフード」や「完全栄養食」、「培養肉」は6割以上が普及すると回答しており。昨今の資源不足への危機感からか、100年後の食卓はサステナブルな食材への置き換えが不可避となると予想している様子がうかがえました。「代替シーフード」の回答が特に高いのは、100年後には「食べられなくなっている」と思う食材の上位が水産資源であったこととも関係していそうです。飲食店について尋ねると、100年後の飲食店の姿は、効率化を極めた「ロボット店舗」の予想が3割超で最多に。そして、「人間が介在すること」が超高級な付加価値になると予想する声が4分の1に達しました。未来の飲食店は、今と同じ「立ち食い赤提灯などの大衆文化」の飲食店であっても、それを人が提供するだけでプレミアムな場に昇華するといった、今と違う飲食店の在り方になるかもしれません。100年後、食卓の形や中身が変化するとしても、食を通じて得られる喜びや感動を、次の100年も変わらぬ価値として守り抜き、さらに豊かなものへと育てていく。ぐるなびは、その普遍的な価値を次世代へ繋ぐ存在であり続けたいと考えます。』とコメントした。
【調査概要】
調査期間:1月28日~1月29日
調査方法:WEBアンケート
調査対象:全国
回答者:20代~60代の男女ぐるなび会員1,300名
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
過去の記事はこちら
