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外食トピックス

帝国データバンク、「カレーライス物価指数」調査_2025年通年を発表

帝国データバンクは、食卓への影響度を示す「カレーライス物価指数」を独自に試算・分析した「カレーライス物価指数(2026年基準改定)」調査-2025年通年を発表した。
 カレーライスを家庭で調理する際に必要な原材料や光熱費などの価格(全国平均)を基に算出し、食卓に与える物価高の影響を可視化した「カレーライス物価(平均、2026年基準改定)」は、2025年平均で1食あたり349円となった。2024年(302円)からは47円(15.6%)増加し、4年連続で前年を上回った。また、10年前(2015年:251円)からは98円・約4割高となった。2025年は記録的なコメ価格の上昇に加え、猛暑の影響による野菜の不作も背景に、記録的な「カレーショック」の1年となった。
 2025年のカレーライス物価は、ニンジンやジャガイモ、タマネギなど主要な材料が、冬場の低温や夏場の猛暑で収量が見込めず、平年を大幅に上回る高値が続いた。輸入牛豚肉の価格も円安や米国産の価格上昇を背景に値上がりが続き、市販ルーでも製品価格の改定があったことで、「カレー具材」が高値で推移する要因となった。また、コメ価格の動向にも大きく左右された。2024年産(新米)を中心に店頭価格ベースで記録的な高値となったことも追い打ちとなり、2015年以降の10年間で最高値を更新する状況が続いた。
 各メニュー別に年間のカレーライス物価をみると、「国産ビーフカレー」(581円)と「シーフードカレー」(503円)が1食あたり500円を超えた。全メニュー共にコメ価格の高騰による影響を大きく受けたなかで、ビーフカレー類は原材料となる牛肉に加え、タマネギなど野菜類の高騰が価格を押し上げた。最安値は「チキンカレー」(216円)となったものの、円安による飼料価格の高騰、鳥インフルエンザの影響で鶏肉価格が上昇し、2015年以降で初めて1食あたり200円を超えた。
 各メニューのカレーライス物価平均を基に、2020年平均を基準(100)とした独自算出の「カレーライス物価指数」をみると、2025年の指数は134.8だった。指数ベースで130台に到達したのは初めて。カレーライス物価指数のうち、メニュー別で2020年平均から4割以上上昇したのは、「輸入ビーフカレー」(148.7)、「チキンカレー」(142.7)、「野菜カレー」(142.2)の3メニュ―で、円安や天候不順などの影響のあった材料を多く使用したメニューで値上がりが目立った。
※2025年11月分調査より、調査基準および集計内容等を改定。食卓の実態により即した物価指標として、対象品目ならびにメニュー内容・分量を見直した「カレーライス物価(2026年基準改定値)」を定めた
※カレーライス物価:カレーライスで使用する原材料や、調理にかかる水道光熱費などを独自に試算した指数。ビーフカレー・ポークカレー・チキンカレー・シーフードカレー・野菜カレーの5メニュー平均値
※各種価格データは「小売物価統計調査(総務省)」のうち各都市平均値(全国平均)を参照。調理シーンは「6食分(市販のカレールー1/2パック)をまとめて調理した」ものとした
※カレーライス物価指数:各月のカレーライス物価を基に、2020年平均=100とした価格推移

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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