ホットペッパーグルメ外食総研、今年度の忘年会・新年会の動向_詳細編
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、三大都市圏の20~69歳男女を対象に、今年度(2025年12月~2026年1月)の忘年会・新年会についての消費者アンケートを実施した。概要編に引き続き詳細編を掲載する。
■忘・新年会予算(1回当たり)の想定は5,004円(前年比+108円)と初の5,000円台を記録
忘・新年会の予算について、昨年度実際に使った金額(参加費)と今年度の想定予算(想定額)を尋ねた。想定予算では、1回当たり「5,000円~6,000円未満」(37.2%)が最も多く、2015年度以降の参加費の同価格帯では最も高い割合となっている。次いで「3,000円~4,000円未満」と「4,000円~5,000円未満」が同率で15.1%と続いている。今年度の平均想定予算は5,004円(前年比+108円)。3桁の増額予測で、4年連続して過去最高の想定額となり、今年度は初の5,000円台を記録した。昨年度の忘・新年会では、実際の参加費(平均4,993円)は想定額(平均4,896円)よりも高かったが、実際の参加費は2012年度の調査開始以来の最高額で初の5,000円台となった2023年度よりは低くなっている。例年、想定額よりも実際の参加費の方が高くなる傾向があるが、今年度の参加費が調査開始以来2度目の5,000円台を記録するかに注目したい。
■「会社・仕事関係」の忘・新年会の参加予定は34.5%。最高は男性40代で48.1%
今年度、参加する機会がありそうな忘・新年会の相手を尋ねた。ここ3ヶ年は「会社・仕事関係」の割合が最多割合(今年度34.5%)となっている。昨年度32.7%より増加し、コロナ禍から順調に回復している。ただし、コロナ禍前の2019年度の「会社・仕事関係」(45.1%)と比べるとまだ差はあり、感染症とは無関係の社会の構造変化(働き方改革等)や健康志向等にも影響を受けていると考えられる。「会社・仕事関係」に次いで、「友人・知人関係」(23.1%)が高いが、昨年度(24.5%)、23年度(27.4%)からは減少が続いている。性年代別では、男性40代で「会社・仕事関係」の割合が48.1%で最も高い一方、女性の50・60代は他の性年代に比べ「会社・仕事関係」の割合がそれぞれ21.6%、10.7%と顕著に低い。
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