じゃらんリサーチセンター、「じゃらん人気温泉地ランキング2026」を発表
リクルートの観光に関する調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」(JRC)は、旅行サイト「じゃらんnet」会員を対象に、温泉地利用に関するアンケートを実施した結果を「じゃらん人気温泉地ランキング2026」として発表した。
■全国人気温泉地ランキング
これまでに行ったことがある温泉地のうち「もう一度行ってみたい」温泉地は、前年に続き「草津温泉(群馬県)」(2,462票)が1位で、2位には前年5位からランクアップした「別府温泉郷(大分県)」(2,243票)が入り、前年2位の「箱根温泉(神奈川県)」(2,131票)は3位に後退した。
■全国あこがれ温泉地ランキング
まだ、行ったことはないが「一度は行ってみたい」温泉地は、前年6位だった「由布院温泉(大分県)」が1位に大きくランクアップ。次いで前年3位の「銀山温泉(山形県)」(2,232票)が2位にランクアップし、前年2位の「草津温泉(群馬県)」(2,164票)が3位となった。
■おすすめしたい穴場温泉地ランキング
これまでに行ったことがある温泉地のうち「おすすめしたい穴場温泉地」の推奨率は、今年も「乳頭温泉郷(秋田県)」(30.2%)が不動の1位だった。2位には前年9位だった「ぬかびら源泉郷(北海道)」(27.4%)が急上昇し、3位にも前年6位の「下風呂・薬研温泉(青森県)」(25.9%)が大きくランクアップした。
JRC研究スタッフの五十嵐大悟氏は、『「別府温泉郷」にはさまざまな温泉が存在し、1回の旅行でバラエティ豊かな泉質を体験できるのが特徴です。そして、大規模な旅館からビジネスホテルまで多彩な宿泊施設があり、かつ数多くの立ち寄り湯、ファミリー向け施設、ナイトタイムを楽しめるエリアなどがあり、さまざまなニーズに対応できていると考えられます。食に関しても関サバ、関アジ、地鶏、豊後牛などご当地グルメが充実しています。九州圏内からの来訪者が多いエリアではあるものの、福岡空港・大分空港からのアクセスも良く遠方からも訪れやすくなっています。二次交通の充実には課題はあるものの、自家用車やレンタカーの活用などでエリアを周遊する動きも目立ちます。
「ぬかびら源泉郷」は、北海道の大自然の中に位置し、豊富な湯量を誇り、人工湖の糠平湖も美しい温泉地。周辺にはタウシュベツ川橋梁など旧国鉄の遺産や花畑などがあり、人気の観光スポットが点在しています。価格は比較的お手頃で、地元産の山の幸を味わえるプランなどもあります。また、洞窟風呂を有する旅館、ペットと一緒に宿泊できる施設、混浴露天風呂のあるホテルなどもあり、北海道旅行を何度もしている人が行きつく名所らしい趣で、バイクのツーリストにも人気。冬にはわかさぎ釣りができるなど、大自然の中でゆったりとした時間を過ごすことができます。まさに知る人ぞ知る穴場温泉地と言えるでしょう。』と解説した。
【調査概要】
調査期間:9月1日~9月13日
調査対象:2024年8月~2025年7月までに「じゃらんnet」を利用した会員
調査方法:インターネット上でのアンケートを実施
有効回答数:12,595人
対象温泉地:全国の334温泉地(除く東京都)
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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