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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、三大都市圏の10月度外食市場動向調査

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女7,790人(有効回答数)を対象とした2025年10月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
 3圏域合計の外食市場規模は、前年同月比+52億円の3000億円と7ヶ月連続で前年を上回った。市場規模の19年(コロナ禍前)同月比は95.6%で、前月の93.8%を上回り、4ヶ月連続での回復傾向。今年5月の96.9%に次いで、コロナ禍後2番目に高い回復率となり、いよいよコロナ禍前実績超えが見えてきている。外食実施率・頻度・単価の3指標とも19年比が前月を上回り、市場規模の回復につながった。
 市場規模の食事主体業態・計は前年比100.6%・19年比101.1%、飲酒主体業態・計は同101.6%・81.6%、軽食主体業態・計は同107.6%・109.9%。19年比では軽食主体業態・計が5ヶ月連続してコロナ禍前を上回る実績で好調だ。
 業態別市場規模は、「居酒屋」(前年比増減+30億円)、「フレンチ・イタリアン料理店」(同+20億円)、「その他の各国料理店」(同+20億円)等主要16業態中8業態で市場規模が前年を上回った。「居酒屋」は延べ回数(-2万回)が前年を下回ったが、単価(+216円)が前年を上回った、逆に「フレンチ・イタリアン料理店」は単価(-91円)が下回り、延べ回数(+49万回)が上回った。延べ外食回数と外食単価の両方が前年を上回ったのは主要16業態中4業態だった。19年比では「その他の各国料理店」(139.8%)、「喫茶店・カフェ」(137.1%)等8業態でコロナ禍前を上回る市場規模を記録した。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:67.8%(前年比±0.0pt) ②外食頻度:3.79回/月(同-0.05回) ③外食単価:2,966円(同+93円) ④外食市場規模:3000億円(同+52億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:68.0%(前年比+0.4pt)、関西圏:68.0%(同+1.4pt)、東海圏:66.5%(同-3.7pt)
②外食頻度…首都圏:4.00回/月(同-0.01回)、関西圏:3.64回/月(同-0.19回)、東海圏:3.23回/月(同-0.01回)
③外食単価…首都圏:3,162円(同+182円)、関西圏:2,764円(同-64円)、東海圏:2,419円(同-56円)
④外食市場規模…首都圏:1971億円(同+121億円)、関西圏:722億円(同-42億円)、東海圏:307億円(同-27億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲は、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外の都道府県や海外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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