繁盛店の扉 サッポロビール 飲食店サポートサイト

外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、今年を象徴する食関連のニュース・ワード

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」において、今年を象徴する食関連のニュース・ワードについて報告した。
■物価の乱高下に振り回された2025年 一方で外食には新たな潮流も
 20の選択肢の中から「今年を象徴すると思うグルメキーワード」を聞いたところ、過半数が選んだ「米騒動・米価高騰・米離れ・備蓄米」(52.5%)が圧倒的1位となった。備蓄米放出が連日ニュースになったり、日々の生活でもお米の高騰を痛感させられている人が多いことが推測される。2位になった「サンマ“豊漁”」(31.0%)は、逆にうれしいニュース。年々高騰し続けていたサンマが比較的手ごろな価格で店頭に並び、SNSでも「久しぶりにおいしいサンマを食べられた」という声が見られた。また、3位「エッグショック」(16.3%)、9位「葉物野菜高騰」(12.4%)、11位「サケ不漁」(10.6%)など、物価の乱高下に振り回された1年だった。
 一方、5位「昭和レトロ(喫茶店など)」(15.0%)、13位「平成リバイバル」(8.1%)といった令和らしいキーワードを選ぶ人も少なくなかった。さらに、8位「セルフオーダー(自身のタブレットやスマートフォンで注文すること)」(12.5%)や14位「投げ銭(店員個人に対してセルフオーダーなどを通じて金銭を贈ること)」(5.8%)といった技術革新が広く認知され始めていることもわかった。
 その他トップ15にランクインしたのは、4位「腸活」(15.3%)、6位「自転車の飲酒運転罰則強化」(14.4%)、7位「道の駅グルメ」(12.7%)、10位「グルテンフリー」(11.5%)、12位「ワンオペ営業」(10.1%)、15位「営業時間短縮」(4.3%)だった。
※提示した選択肢:持ち帰り新ガイドライン(飲食店での食べ残しを持ち帰る際の方針を国が発表)・自転車の飲酒運転罰則強化・投げ銭(飲食店で指定の店員にお金を払うシステム)・「米騒動(米価高騰)・米離れ・備蓄米」・セルフオーダー(モバイルオーダー)・ダイナミックプライシング(場所や時間帯によって同じメニューの値段が変わる)・グルテンフリー・エッグショック・葉物野菜高騰・サケ不漁・サンマ“豊漁”・昭和レトロ(喫茶店など)・平成リバイバル・見習い飯・道の駅グルメ・腸活・ワンオペ営業・営業時間短縮・「植物工場・水耕栽培」・(魚の)陸上養殖・あてはまるものはない

【アンケート調査概要】
調査期間:10月31日~11月1日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20代~60代男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

過去の記事はこちら