リクルート、「お酒を飲む人・飲まない人の意識調査」を実施_概要編
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催しているが、今回は「お酒を飲む人、飲まない人の意識調査」の結果をレポートした。また、お酒を飲まない人の“割り勘負け”問題など、会計についても調査している。外食ドットビズでは、概要編と解説編に分けて掲載する。
■お酒を飲む頻度、週5日以上が19.3%、全く飲まない人は27.6%
どれくらいの頻度でお酒を飲むか質問したところ、「毎日」(13.7%)、「週5~6日」(5.6%)と飲酒頻度が高い人は19.3%、「体質的に飲めない」(15.4%)、「体質的に飲めるが、飲まないと決めている」(12.2%)と全く飲まない人は27.6%程度、その間は「週3~4回」(6.5%)、「週1~2回」(14.8%)、「月に1~3 回」(13.8%)、「年に数回程度」(10.5%)、「それ以下の頻度」(7.5%)という結果になった。
■お酒を飲まない(飲めない)人と食事に行くとき気を配ること1位は「食事メニューが豊富」
お酒を飲まない(飲めない)人を含む複数人で食事に行くとき、どんなことに気を配るかという質問では、「食事メニューが豊富なお店にする」が44.6%で1位。「割り勘等会計で気を遣う」(23.7%)、「お酒を飲まない人が好きな料理のお店にする」(22.2%)、「ノンアルコールドリンクが充実しているお店にする」(21.6%)が続いた。
※提示した選択肢:食事メニューが豊富なお店にする/割り勘等会計で気を遣う/お酒を飲まない人が好きな料理のお店にする/ノンアルコールドリンクが充実しているお店にする/飲み放題ではないお店にする/気を配ることはない/お酒を飲まない人が浮かない雰囲気(お酒がメインのお店を避ける)/飲まない人優先でフードメニューを決めてもらう/飲み会と呼ばず食事会など別の言い方で呼ぶ/料理の量や品数をシェアできる/お酒が高いお店を選ばない/ノンアルコールドリンクの価格が手ごろ/デザートが充実している/その他
■お酒を飲む場でお酒を飲まないとき、ネガティブな感情を抱いたことがある割合は42.3%
今日はノンアルコールにしたい、またはもともとお酒は飲めない(飲まない)という場合に同伴者がお酒を飲む場に行ったとき、どんなことを感じるかという質問では、選択肢の中で「特に何も感じない」が最多で39.6%。また、「ノンアルコールにしたい、お酒を飲めない(飲まない)ことはない」という回答が18.1%を占めた。これは裏を返せば 42.3%の人がお酒を飲む場でお酒を飲まないときに何かネガティブな感情を持ったことがあるということが分かる。そのなかで一番多かったのは「注文金額が少ないことで、割り勘の場で損しているように感じる」(15.7%)だった。さらに、「お酒を勧められるのがストレスに感じる」(13.7%)、「気まずいと感じることがある」(11.5%)、「お酒を飲まないことで『ノリが悪い』と思われないか心配になる」(10.4%)が続いた。
【アンケート調査概要】
調査期間:6月13日~6月15日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20代~60代男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1,035件(男性517件・女性518件)
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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