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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、トレンド座談会のテーマは「○○飲み」

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催している。今回は、お酒とパンを一緒に楽しむ「パン飲み」に代表される「○○飲み」についてアンケート調査を実施した結果をレポートした。なお、本調査において、「〇〇飲み」はお酒と〇〇を一緒に楽しむことを目的とした食事のことを指し、単に外食でお酒を飲むときにこれも食べたといったものは含まないとした。
■やったことがなく、やってみたい「○○飲み」は「もんじゃ飲み」「ステーキ飲み」
 「ホットペッパーグルメ外食総研」がピックアップした15の「○○飲み」メニューについて、「やったことがあり、またやりたい」と答えた人が最も多かったのは「お好み焼き飲み」(35.6%)で、次いで「寿司飲み」(34.6%)、「タコ焼き飲み」(31.7%)、「天ぷら飲み」(29.6%)と続いた。一方、「やったことがなく、やってみたい」との声が最も多かったのは「もんじゃ飲み」(45.2%)で、次いで「ステーキ飲み」(40.4%)、「タコ焼き飲み」(39.3%)、「お好み焼き飲み」(38.6%)という結果に。“粉もの飲み”の満腹感や話題性についての関心の高さがうかがえる結果となった。
※「体質的に飲めない」「体質的に飲めるが、飲まないと決めている」を除いたn=873/単一回答
※提示した「○○飲み」選択肢:パン・お好み焼き・もんじゃ・うどん・ラーメン・チャーハン・そば・カレー・天ぷら・寿司・タコ焼き・ステーキ・アイスクリーム・チョコレート・パフェ
■「もんじゃ飲み」「ステーキ飲み」「お好み焼き飲み」の魅力に感じる要素は?
 「やったことがあり、またやりたい」TOP1の「お好み焼き飲み」、「やったことはないがやってみたい」TOP2の「もんじゃ飲み」「ステーキ飲み」について、魅力として挙げられた項目を比較したところ、「食事としてもつまみとしても成り立つ」は3メニューすべてで約45%(お好み焼き47.2%、もんじゃ46.3%、ステーキ45.0%)と高い数値になった。「気軽に楽しめる」は「お好み焼き飲み」(38.9%)と「もんじゃ飲み」(38.0%)が高く、「ご飯もお酒もしっかり楽しめる」は「ステーキ飲み」が35.7%と高い結果に。「場が盛り上がりそう」は「もんじゃ飲み」が16.6%、「お好み焼き飲み」が13.7%だった。
※提示した選択肢:気軽に楽しめる・おしゃれな雰囲気が楽しめる・SNS映えする・食事としてもつまみとしても成り立つ・普段そんなにお酒を飲まない人でも挑戦しやすい・お酒との新しい組み合わせを探すのが楽しい・話題性がありそう・〆の代わりとしても楽しめる・コスパが良い・ご飯もお酒もしっかり楽しめる・短時間で楽しめる(タイパが良い)・飲食相手が喜んでくれそう・場が盛り上がりそう・流行っている・その他
■食体験も満腹感もお酒も…コスパ・タイパの良さが「○○飲み」の魅力
 「ホットペッパーグルメ外食総研」研究員の田中直樹氏は、『パンやステーキなど、以前はお酒との組み合わせは考えられてこなかったメニューをお酒と一緒に楽しむ「○○飲み」が近年注目を集めています。今回の調査で上位に入った「もんじゃ飲み」は「気軽に楽しめる」「場が盛り上がりそう」など、体験そのものが評価され、「ステーキ飲み」は「ご飯もお酒もしっかり楽しめる」と、満足度重視の層にとって魅力的なようです。いずれもしっかり目の食事でありながら、「食事としてもつまみとしても成り立つ」という評価が高く、「飲む」ことを主目的としながらも、食体験や満腹感といったものも味わえるというコスパ・タイパの良さが「○○飲み」の魅力なのかもしれません。』と解説した。

【アンケート調査概要】
調査期間:3月26日~3月27日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20代~60代男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数:1,035件(男性517件、女性518件)

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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