じゃらん観光国内宿泊旅行調査 2025_都道府県魅力度ランキング-後編
リクルートの観光に関する調査・研究、地域振興機関「じゃらんリサーチセンター(JRC)」は、「じゃらん観光国内宿泊旅行調査 2025」を実施。その中から、2024年度(2024年4月~2025年3月)の都道府県魅力度ランキングを発表した。前編に引き続き後編を掲載する。
◼子どもが楽しめるスポットや施設・体験があった…有名テーマパークが強い上位3府県
1位の千葉県は有名テーマパークを中心に、プールや海、キャンプを推す声が多かった。2位の沖縄県は水族館やビーチ、ホテル名やテーマパークに加えて、マリンスポーツを挙げる人も多い。3位の大阪府は有名テーマパークやショッピングセンター、動物園と並んで、道頓堀やなんばなど地名も多い。8位の香川県、10位の山梨県が前年度トップ10圏外からランクイン。香川県はテーマパークや景勝地、うどん体験など。山梨県もテーマパークが人気だが、フルーツ狩りも人気。
◼若者が楽しめるスポットや施設・体験があった…さまざまなアクティビティや過ごし方が挙がる
上位3府県は前年度から順位は変わらず。1位の千葉県は有名テーマパークに加えてショッピングモールや海も人気。2位の沖縄県はマリンアクティビティや水族館、まち歩き、海の見えるカフェなどが人気。3位の大阪府もテーマパークが一番人気だが、なんばのお笑いライブや買い物、水族館や野球観戦など楽しみ方は多岐にわたる。8位に三重県、10位に京都府が新たにランクイン。
◼大人が楽しめるスポットや施設・体験があった…居酒屋やSCなど人気コンテンツはさまざま
1位の沖縄県は前年度2位からランクアップ。海や水族館が王道だが、居酒屋やショッピングセンター、首里などの地名も挙がる。2位の千葉県はテーマパークが圧倒的に人気だが、海水浴や潮干狩り、ショッピングモール・道の駅での買い物、お寺なども人気。3位の三重県は神社や水族館、テーマパーク、サーキット、道の駅などの名前が挙がった。
◼現地で良い観光情報を入手できた…現地の人を介して得られた情報などが評価される傾向
1位は沖縄県、2位は鹿児島県、3位は山形県だった。おすすめのお店や、穴場スポットなどを、人を介して教えてもらったケースを挙げる人が多い。特にガイドや宿泊施設のスタッフなどのタッチポイントは、企業と旅行者の接点となる場合が多い。タクシー運転手や地元の人から直接聞いたケースも多く挙がる。道の駅で聞いた地元のスタンプラリー情報や、夜しか開催しないイベント情報など、旬でお得な情報を欲している様子がうかがえる。
◼ご当地ならではの体験・アクティビティが楽しめた…リゾートエリアはマリンスポーツ
1位の沖縄県はマリンスポーツが圧倒的に人気。2位の大分県は温泉、地獄めぐりなど。公衆浴場などの地元の温泉施設も人気。3位の北海道は温泉、スノーアクティビティ、野球観戦やキャンプなど幅広い。5位以下は8位の和歌山県以外(6位栃木県・7位千葉県・9位山梨県・10位三重県)が、前年度トップ10圏外から新しくランクイン。温泉やテーマパーク、神社などの名前が挙がる。
◼【参考】今後行きたい旅行先ランキング…顔ぶれはほぼ変わらず
今後行きたいと思う旅行先を3つまで挙げてもらった。1位は北海道で3割を超えて突出。2位は沖縄県、3位は東京都・京都府。6位福岡県、7位長野県、8位神奈川県、9位静岡県、10位石川県は順位が変わらず、新たに今年は長崎県が同率10位にランクインした。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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