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外食トピックス

ぐるなびリサーチ部、猛暑到来!「冷やしメニュー」に関する調査_後編

ぐるなびは、「楽天ぐるなび」ユーザーなどのぐるなび会員を対象に、世の中のトレンドに合わせて食に関する様々な調査を実施し、「ぐるなびリサーチ部」として定期的に情報を発信しているが、今回は「冷やしメニュー」について調査した。前編に引き続き後編を掲載する。
■昨年までと比較した喫食頻度の変化は、増えた人が3割弱で、変わらないが7割弱
 今年の猛暑で、昨年までと比べて冷やしメニューを食べる頻度に変化があるか聞いたところ、「変わらない」(68.7%)が7割弱で最も多かったが、「増えた・計(増えた6.5%+どちらかといえば増えた22.1%)」(28.6%)と回答した人が3割弱だった。
■食べたくなる気温は「30℃」が最多で、平均も30.0℃
 気温が何度以上になると冷やしメニューを食べたくなるか聞いたところ、「30℃」(46.1%)がダントツに多く、「28℃」(12.9%)、「35℃」(7.7%)が続いた。
■気候の変化によって、冷やしメニューの喫食に変化があったのは6割強
 夏の長期化や猛暑日の増加など、気候の変化によって、冷やしメニューを食べ始める時期や期間に変化があるか聞いたところ、3人に1人以上が「より早い時期に食べるようになった」(33.9%)と回答し、「食べる期間は変わらないが、真夏に食べる頻度がより増えた」(21.4%)、「より遅い時期まで食べるようになった」(14.2%)が続いた。
■冷やしメニューの合図は「30℃」、気候変動で6割強の食習慣に変化も
 同社リサーチグループ長の本間久美子氏は、『今回の調査から、気温30℃が冷やしメニューを食べたくなる明確なスイッチであること、そして気候の変化で6割以上の方食べ方が変化しているという、2つの実態が明らかになりました。
 今回の調査では、59%の方が週に1回以上冷やしメニューを食べると回答していて、昨年よりも有意差ありでその割合が増えていました。また、冷やしメニューを食べたくなる理由で「食欲が落ちた時でも食べられる」を選ぶ方が45%と、こちらも昨年より有意差ありで増えていました。今回の調査は7月上旬に実施しましたが、その時点で既に、長く続く暑さで食欲が落ちていることを実感して、冷やしメニューを求める人が昨年よりも多く存在したということがわかります。今年は天気予報で、これまであまり見たこともない「40℃」の数字も出るほど暑く、その暑さは長引くとも言われており、しばらくは毎日が「冷やしメニュースイッチオン」になるはずです。冷やしメニューの人気は「冷やし中華」と「そうめん・冷麦」の2トップでしたが、飽きずに楽しく乗り切るために、人気のメニューだけでなく、あらゆる冷やしメニューを試してみるのもよいかもしれません。飲食店で、自身ではなかなか作ることができない冷やしメニューを試すのも一手です。それにしてもこの暑さ、冷やしメニューの食べ方が変化しているという方が今回は6割強でしたが、今後どのように変化するか注目しておく必要がありそうです。』とコメントした。

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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