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外食トピックス

3月の百貨店売上高、既存店ベースで4ヶ月ぶりのプラスに

日本百貨店協会は、調査対象百貨店 80 社・ 222 店の平成 30 年 3 月度の全国百貨店売上高概況を発表。 3 月は、気温上昇による春物需要の高まりに加え、懸念を抱えながらも緩やかな景気回復基調の中、高額消費とインバウンドが引き続き好調に推移した結果、売上高は 5202 億 3098 万円 ( 店舗調整後前年同月比 0.1 %増 ) と 4 ヶ月ぶりに前年実績を超えてプラス転換した。

顧客別では、インバウンド ( シェア 5.6 % /48.1 %増 ) が、花見客を中心とした訪日需要の盛り上りやリピーターの増加で、約 290 億円と過去最高を更新。一方、国内市場 ( シェア 94.4 % /1.8 %減 ) は前月から減少幅を改善したものの前年には届かなかった。

地区別では、 10 都市が 1.0 %増と 8 ヶ月連続プラス。富裕層消費とインバウンド効果の高い 6 地区 ( 札幌、東京、横浜、京都、大阪、福岡 ) で前年をクリアした。地方 (10 都市以外の地区 ) は 1.9 %減 (11 ヶ月連続マイナス ) と苦境が続いているが、前月より 1.6 ポイント改善した。

商品別では、主力の衣料品 (0.0 % ) が回復の兆しを見せている。スプリングコートやジャケットなど季節商材の他、寒暖差の激しさからスカーフや帽子などの服飾品も動き、紳士 (1.7 %増 ) ・婦人 (0.1 %増 ) 共にプラス転換した。雑貨 (7.0 %増 ) は化粧品と高額商材 ( 美術・宝飾・貴金属 ) が牽引し 16 ヶ月連続プラス。ラグジュアリーブランドを中心に好調が続く身のまわり品 (2.3 %増 ) も 3 ヶ月連続プラスとなった。一方、食料品 (2.0 %減 ) は、一部物産催事や和洋酒等を含むその他食料品 (0.1 %増 ) は堅調だったが、全般的には生鮮 (4.1 %減 ) を中心に低調に推移した。また、家庭用品 (8.4 %減 ) も売場リースによる面積減などから前年を下回る結果となった。

なお、商品別売上高は、食料品が 1300 億 6730 万円 ( 店舗調整後・前年増減率 2.0 %減 ) 、衣料品 1684 億 9755 万円 ( 同 0.0 %増 ) 、身のまわり品 678 億 7775 万円 ( 同 2.3 %増 ) 、雑貨 1011 億 1331 万円 ( 同 7.0 %増 ) 、家庭用品 225 億 1699 万円 ( 同 8.4 %減 ) 、食堂喫茶 132 億 5749 万円 ( 同 1.6 %減 ) 、サービス 54 億 9288 万円 ( 同 1.4 %減 ) 、その他 114 億 771 万円 ( 同 18.2 %減 ) 、商品券 115 億 5540 万円 ( 同 6.4 %減 ) だった。

記事配信/外食ドットビズ(2018/04/23)
制作協力/外食ドットビズ

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