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外食トピックス

ロイヤルHD、人とロボットが作業を分担して協働を目指す実証実験開始

ロイヤルホールディングスは、アールアンドケーフードサービスが運営するサラダバー & グリルレストラン「シズラー 新宿三井ビル店」にて、人とロボットが作業を分担して協働を目指す実証実験を 6 月 27 日に開始した。本実証実験を通して、作業の効率化と省力化を達成し、働きやすい環境づくりとさらなる顧客満足度向上を目的として取り組む。

少子高齢化による生産労働人口の減少が課題となる中、同社グループでは、 AI やロボティクスの活用を、労働力の補填に留まらず、おもてなし向上など、人だからこそ価値を生み出せる業務に集中する契機と捉え、新たな付加価値の創造を目指している。これまでキャッシュレス、新調理機器と自社セントラルキッチンのノウハウをいかした「 GATHERING TABLE PANTRY 」や、自動搬送機を導入した「 Q CAFE by Royal Garden Café 」など、新たにオープンする店舗で様々な取り組みを行ってきたが、今回は既存店舗にて実証実験を行い、結果を得ることで他既存店へのイノベーション拡大を企図する。

本実証実験では、同社イノベーション創造部が中心となり「シズラー 新宿三井ビル店」の食器洗浄工程へ、㈱チトセロボティクスのロボットシステム ( 食器のピッキングと収納 ) と、㈱ KyoDo の超小型高圧食器洗浄機 ( 食器類の洗浄 ) を導入する。飲食店の食器洗浄工程は、店舗運営を支える重要な工程だが、バスボックスなど重い什器を扱い、中腰の姿勢で水作業を行うなど身体への負担がありながらあまり技術革新が進んでいなかった。今回、食器洗浄工程の効率化と省力化を実現し、人だからこそ提供できる付加価値を探求、提供していく。

なお、本実証実験は、 1 年間を予定し、計画ごとに 3 段階に分ける。効率面 ( 稼働時間・稼働人員・水道光熱費増減など ) と、効果面 ( 簡素化と働きやすさ・食器の洗い上がり状態など ) の 2 項目から生産性が向上しているかを検証する。今回開始する第 1 段階では、ロボットシステムと超小型高圧食器洗浄機を導入して、 5 種類の皿の洗浄からピッキングと収納まで、人とロボットによる協働のあり方を検証する。実証実験終了時には、食器洗浄工程で皿の洗浄を全てロボットにより運用することを目指す。

記事配信/外食ドットビズ(2018/06/28)
制作協力/外食ドットビズ

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