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外食トピックス

ぐるなび、外国人社員・スタッフと働く現状についてのアンケート調査

ぐるなびは、 3 月 6 日~ 8 日の 3 日間、パート・アルバイトを含むぐるなび会員の 20 歳~ 69 歳の就業者 (n=3,149) を対象に、外国人社員・スタッフと働く現状についてのアンケート調査を実施した。

厚生労働省が発表した「外国人雇用状況」届け状況のまとめによると、 2017 年 10 月時点で、日本で働く外国人労働者は約 128 万人と、届出義務化以来、過去最高を更新した。また、前年同期比 194,901 人、 18.0 %の増加と伸び率も著しく外国人社員・スタッフと共に働く機会が増えている。こうした背景を受け、同社では、外国人社員・スタッフと働く現状および、外国人社員・スタッフとの外食機会についてアンケート調査を実施した。
■勤め先に外国人社員・スタッフがいるのは約 4 割、取引先は約 3 割

勤め先に外国人社員・スタッフがいる人は全体の 37.2 %と 4 割近くに上り、取引している会社の担当者に外国人社員・スタッフがいる人は 34.4 %と 3 割を超えた。また、勤め先または取引先にいる外国人社員・スタッフと仕事で関わる機会がある人は全体の 66.5 %と多くの人が外国人と仕事で関わる機会があるという現状が明らかになった。
■外国人と働く機会が 5 年前より増えた人は 6 割以上、約 7 割が今後増えると回答

「勤め先または取引先にいる外国人社員・スタッフと仕事で関わる機会がある人」を対象に、 5 年前と比べて仕事で外国人と関わる機会が増えたかどうか尋ねたところ、「増えた」 (28.1 % ) 「やや増えた」 (35.2 % ) と回答した人の合計は 6 割を上回った。また、同様に今後関わる機会が増えるかどうかを尋ねると 68.2 %が「増えると思う」と回答し、「変わらないと思う」が 30.8 %、「減ると思う」が 0.9 %だった。
■お店選びで困るのは、宗教上、趣向上食べられない食材への配慮

さらに、外国人社員・スタッフと社内会食 ( 歓迎会や忘年会など ) や接待を飲食店で開催したことがあるか尋ねたところ、 56.0 %が「ある」と回答、そのうち 32.5 %がお店選びで困ったことがあると回答した。困った理由で最も多かったのが「宗教上または趣向によって食べられない食材があり、お店探しが大変」、次いで「お店に外国語メニューがあるかわからない」が続いた。一方、外食が良い結果につながったエピソードとしては「初めて日本に出張に来た米国人の歓迎会で、日本食を提供することで、日本文化の一端を知ってもらえた。」 (60 代男性・愛知・会社員 ) 「片言の英語と片言の日本語とを使いながら、互いに、慣れない言葉でありながら、国籍を超えても、食の好みに、通じるものがあることを認識した」 (60 代男性・東京・自由業 ) などの回答があった。
■外国語版の飲食店情報サイトで必要なのは、英語・中国語・韓国語

自身の英語レベルを聞いたところ、日常会話以上の英語力がある人の割合が 37.7 %と約 4 割に対し、外国人に対して外国語で料理内容を説明できる人の割合は 19.9 %と約 2 割であることがわった。「外国語」には英語以外の言語も含まれるが、料理内容の説明は日常会話以上に難しいということが考えられる。外国語版の飲食店情報サイトで求められている言語に関しては、「英語」 (96.7 % ) が圧倒的に多く、次いで「中国語 ( 繁体字・簡体字 ) 」 (46.1 % ) 、「韓国語」 (28.2 % ) が続いた。

「ぐるなびで」は、英語・中国語 ( 繁体字・簡体字 ) ・韓国語の 4 言語で料理名、調理方法、食材、調味料など詳細情報を提供する「ぐるなび外国語版」を展開。外国人だけでなく、外国人社員・スタッフと働く人達の役にたてるよう普及に努めていくとしている。

記事配信/外食ドットビズ(2018/04/09)
制作協力/外食ドットビズ

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