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外食トピックス

ビール・発泡酒・新ジャンル商品の飲用動向と税金に関する調査-外食編-

ビール酒造組合ならびに発泡酒の税制を考える会では、2002年より毎年実施している「ビール・発泡酒・新ジャンル商品の飲用動向と税金に関する調査」の結果を今年も発表した。今回は、外食における飲用実態編をお知らせする。
■外食でよく飲むお酒の種類は「ビール系飲料」が過半数を占め最多
 外食でよく飲むお酒の種類に関して、「外食でお酒は飲まない」(21.8%)という人が2割強いるが、飲むという回答としては、「ビール系飲料(ビール・発泡酒・新ジャンル)」(57.9%)を半数以上があげており、次いで「チューハイ・サワー」(32.8%)が3割強で続いている。以下、「ハイボール」(21.7%)、「ワイン」(20.3%)、「日本酒」(16.3%)、「焼酎」(15.4%)、「カクテルや梅酒」(10.5%)、「ウイスキーやブランデー」(7.8%)、「ジンやウォッカ」(4.9%)、「微アルコール・ノンアルコール」(3.8%)が続いた。
 性別にみると、男女とも「ビール系飲料」が過半数を占め最も多くなっているが、「男性」(66.0%)が「女性」(50.0%)を16ポイント上回っている。また、「ハイボール」(同27.5%/16.0%)、「日本酒」(男性21.8%/女性10.9%)、「焼酎」(同22.3%/8.7%)なども男性の方が10ポイント以上高い割合だが、「ワイン」(同17.1%、23.4%)、「カクテルや梅酒」(同7.3%、13.7%)などは女性の方がやや高くなっている。年代別にみると、「チューハイ・サワー」「ハイボール」「カクテルや梅酒」などは若い人ほど高い割合で、特に「チューハイ・サワー」では、「20代」(46.5%)と「70歳以上」(11.5%)の間に35ポイントの差が生じている
■外食で「ビール系飲料」を飲んでいる理由は「おいしいから」が半数以上で最多
 普段外食で「ビール系飲料」を飲んでいる理由は、「おいしいから」(58.4%)が半数以上を占めて最も多く、次いで「ビール系飲料が好きだから」(41.2%)が4割強で続いている。以下、「食事に合うから」(25.2%)、「どこのお店でも取り扱っているから」(17.1%)、「品質がよいから」(16.8%)、「いろいろな種類や味を楽しめるから」(10.4%)、「価格面での理由(手頃と感じる、以前より上がった・下がった等)」「コミュニケーションツールとして適しているから」(各9.6%)などがあげられている。
 性別にみると、総じてあまり大きな差はないが、「価格面での理由」をあげる割合は、「男性」(13.6%)の方が「女性」(4.6%)よりも10ポイント近く高い割合だった。年代別にみると、「ビール系飲料が好きだから」などは年代が上がるほど、「品質がよいから」などは若い人ほど高いといった違いがみられる。
■1年前に比べて外食で「ビール系飲料」を飲む量は、「変わらない」が多数
 1年前に比べて、外食で「ビール系飲料」を飲む量は増えたか、減ったかをみると、「変わらない」(80.7%)が8割を超えている。「減った」(14.6%)が「増えた」(4.7%)より10ポイントほど高い割合だが、いずれも少数だ。
 性別にみると、男女とも「変わらない」(男性81.5%/女性79.9%)が8割前後を占めており、ほとんど差はない。年代別にみると、やはりいずれも「変わらない」が多数を占めているが、「増えた」の割合は、「20代」(12.5%)と「30代」(11.5%)がともに1割を超え、他の年代と比べ突出している。
 外食で、「ビール系飲料」を飲む量が「増えた」と答えた理由は、サンプル数が44名と少ないが、「嗜好の変化(ビール系飲料が好きになった等)」(68.2%)が突出して高く、以下、「ライフスタイルの変化(外食する機会が増えた等)」(31.8%)、「経済的理由(収入が増えた等)」(27.3%)と続いた。一方、「減った」と答えた理由は、「経済的理由(収入が減った、物価の上昇等)」(51.1%)、「ライフスタイルの変化(外食する機会が減った等)」(44.5%)、「健康を意識して」(26.3%)、「嗜好の変化(ビール系飲料以外の酒類が好きになった等)」(9.5%)などの順となっている。
■外食でお酒に使う1ヶ月の平均金額、「1,000円~5,000円未満」が8割、平均は「4,887円」
 外食でお酒に使う1ヶ月の金額は、「1,000円~3,000円未満」(27.2%)、「1,000円未満」(24.8%)、「3,000~5,000未満」(22.5%)がいずれも2割台で、この「1,000円~5,000円未満」で8割近くを占めている。平均は「4,887円」となっている。
 性別にみると、「1,000円未満」「1,000円~3,000円未満」の低い金額をあげる割合は「女性」の方が、それ以外の高い金額は「男性」の方が高い割合で、平均も「男性」(5,606円)が「女性」(4,116円)を1,500円近く上回っている。年代別にみると、平均が高いのは「40代」(5,591円)、「50代」(5,471円)、最も低いのは「70歳以上」(3,820円)となっている。

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