ホットペッパーグルメ外食総研、東名阪三大都市圏の7月度外食市場動向
リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女7,560人(有効回答数)を対象とした2025年7月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
3圏域合計の外食市場規模は、前年同月比+96億円の3011億円と4ヶ月連続で前年を上回った。市場規模の19年(コロナ禍前)同月比は86.6%で、前月の86.1%から微増した。外食実施率と外食単価の19年比が前月より微減し、外食頻度(19年比91.6%)が前月(同88.9%)より改善したことで、市場規模の19年比での回復につながった。
市場規模の食事主体業態・計は19年比93.7%(前月同 92.3%)、飲酒主体業態・計は同68.8%(同72.9%)、軽食主体業態・計は同128.1%(同109.0%)と飲食主体業態・計が厳しい一方で、このところ軽食主体業態・計の好調が目立つ。
業態別の市場規模は、「フレンチ・イタリアン料理店」(前年比増減+31億円)、「喫茶店・カフェ」(同+27億円)、「ファミリーレストラン、回転すし等」(同+26億円)等主要16業態中9業態で前年を上回り、「フレンチ・イタリアン料理店」(延べ回数+21万回/単価+450円)、「喫茶店・カフェ」(同+64万回/+887円)等8業態で延べ外食回数・外食単価の両方が前年を上回った。19年比では「喫茶店・カフェ」(174.3%)、「ファストフード」(137.4%)、「アジアン料理店」(123.7%)等、7業態でコロナ禍前を上回る市場規模を記録した。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:67.8%(前年比+0.2pt) ②外食頻度:3.87回/月(同+0.02回) ③外食単価:2,910円(同+71円) ④外食市場規模:3011億円(同+96億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:67.4%(前年比-0.1pt)、関西圏:68.5%(同+0.8pt)、東海圏:67.9%(同-0.4pt)
②外食頻度…首都圏:4.07回/月(同-0.01回)、関西圏:3.67回/月(同-0.02回)、東海圏:3.49回/月(同+0.25回)
③外食単価…首都圏:2,997円(同+63円)、関西圏:2,986円(同+145円)、東海圏:2,372円(同-5円)
④外食市場規模…首都圏:1885億円(同+34億円)、関西圏:794億円(同+41億円)、東海圏:332億円(同+20億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲は、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外の都道府県や海外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出
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