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外食トピックス

ぐるなびリサーチ部、ぐるなび会員を対象にビールに関する調査を実施

ぐるなびは、「楽天ぐるなび」ユーザーなどのぐるなび会員を対象に、世の中のトレンドに合わせて食に関する様々な調査を実施し、「ぐるなびリサーチ部」として定期的に情報を発信しているが、今回は、“ビール”について調査した。
■ビールを飲む頻度、飲食店では「月に1日くらい」、自宅では「週に1~2日くらい」が最多
 まず、自宅や飲食店でどれくらいの頻度でビール類を飲むか聞いたところ、「半年に1日以下、ほとんど飲まない」を除くと、飲食店では「月に1日くらい」(14.5%)が最も多く、「2~3ヶ月に1日くらい」(13.1%)、「月に2~3日くらい」(12.1%)が続いた。また、自宅では「週に1~2日くらい」(15.7%)が最も多く、次いで「週に5日以上」(12.3%)、「週に3~4日くらい」(8.9%)と、自宅で週に1日以上飲む人は3人に1人強(36.9%)だった。性年代別では、自宅で「週に5日以上」は、20代男性では0%だったのに対して、50~60代男性(各23.4%/26.8%)は2割台と高かった。
■自宅で飲むことが一番多いビールの種類は3人に2人が「ビール」と回答
 自宅で飲むことが1番多いのは、どの種類のビール類か聞いたところ、ダントツに「ビール」(65.7%)が多く、「新ジャンル、第3のビール」(18.3%)、「発泡酒」(16.0%)の順であった。
■ビールの値上がりによる影響は「特に影響はない」が最多、60代はほぼ半数が「特に影響はない」
 今年4月にビール類の値上がりがあったが、自宅でのビール類の飲用に影響はあったか聞いたところ、「特に影響はない」(34.9%)が最も多く、「なるべく安いお店を探して買うようになった」(20.1%)、「ビール類を飲む頻度や量が減った」(15.9%)が続いた。年代別では、「特に影響はない」は年代が上がるほど高くなる(20代20.5%/30代25.9%/40代34.2%/50代37.5%/60代49.5%)傾向がみられた。20代では「ビール類を飲む頻度や量が減った」が24.1%で最多だった。
■猛暑によってビールを飲む頻度や量が増える人は4割弱
 猛暑が続くとそれ以外の時期と比べて、ビールを飲む頻度や量に変化があるか聞いたところ、「変わらない」(57.0%)を除くと、「やや増える」(28.7%)が最も多く、次いで「増える」(8.5%)が続いた。
■ビール好きは性・年代による差が大きく、男性6割に対し女性4割、20代3割に対し60代7割
 ビールが好きか聞いたところ、「好き・計(好き28.0%+まあまあ好き24.1%)」な人が過半数を占めた。ただ、性別・年代による差が大きく、「好き・計」な人は男性の62.5%に対して女性は41.3%、20代の28.6%に対して60代は69.2%であった。
■好きなビールのタイプトップ3は「爽快な飲み心地」「辛口、ドライ」「コクがある」
 どのようなタイプのビールが好きかに関しては、「爽快な飲み心地」(40.0%)、「辛口、ドライ」(30.6%)、「コクがある」(30.1%)、「ビールそのものの味わいを楽しめる」(29.4%)、「クラフトビール、地ビール」(25.1%)、「苦みが強い」(23.8%)、「華やかな香り」(21.4%)、「フルーティー」(19.1%)、「食事の邪魔をしない、合わせやすい」(17.0%)、「重厚な飲み心地」(13.4%)、「苦みが弱い」(8.7%)、「アルコール度数が低い」(7.8%)、「アルコール度数が高い」(7.2%)の順であった。
■ビール調査で見る世代間ギャップ、進む「ビール愛」と「ビール離れ」の二極化
 同社リサーチグループ長の本間久美子氏は、『今回の調査で、半数以上が「ビール好き」と回答しましたが、性別・年代での違いが見られました。「ビール好き」は男性63%に対して女性41%。20代29%に対して60代69%となりました。特に、20代女性のビール離れが進んでいる様子がみられ、飲む頻度は、飲食店・自宅ともに「半年に1日以下、ほとんど飲まない」が半数以上で、他の層よりも高くなりました。また、自宅で「週5日以上」飲む人は、20代男性ではゼロだったのに対し、50~60代男性では2割台と高く、男性の中でも年代による違いがあるようです。
 昨今の値上げを背景に、自宅で飲むビールの種類や値上がりの影響を尋ねると、自宅で飲むことが一番多いビールの種類は、新ジャンルや発泡酒もそれぞれ2割弱いましたが、「ビール」が66%で最多。値上がりの影響で、20代では「飲む頻度や量が減った」が24%で最多なものの、同様の回答は年代が上がるほど低く、その他の年代では「特に影響はない」が最多。また、「特に影響はない」は年代が上がるほど高く、特に60代では50%。ここからは、若年層ではビールへのこだわりが弱いのか、値上がりすれば離れる様子、高齢層では値上がりをしてもビールをこれまでと変わりなく飲む様子がうかがえました。
 ところで、好きなビールのタイプを尋ねると「爽快な飲み心地」が40%で最多。次いで「辛口、ドライ」が31%、「コクがある」が30%。暑い日が続く今「爽快な飲み心地」がトップなのは当たり前のように思えますが、その逆ともえる「コクがある」も上位にあり、「ゴクゴク!プハー!」と飲むだけではないビールのこだわり、楽しみ方が垣間見れる結果となりました。』と解説した。

【調査概要】
調査期間:8月4日~8月5日
調査方法:WEBアンケート
調査対象:全国
回答者:20代~60代のぐるなび会員1,300名

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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