観光庁、2025年4月～6月期のインバウンド消費動向調査結果(1次速報)

観光庁は、インバウンド消費動向調査における 2025 年 4 月～ 6 月期の調査結果 (1 次速報 ) を公表。訪日外国人旅行消費額は 2 兆 5,250 億円 ( 前年同期比 18.0 ％増 ) と推計された。

国籍･地域別では、中国が 5,160 億円 ( 構成比 20.4 ％ ) と最も大きく、次いで米国 3,566 億円 ( 同 14.1 ％ ) 、台湾 2,915 億円 ( 同 11.5 ％ ) 、韓国 2,312 億円 ( 同 9.2 ％ ) 、香港 1,358 億円 ( 同 5.4 ％ ) 、オーストラリア 997 億円 ( 同 3.9 ％ ) 、タイ 708 億円 ( 同 2.8 ％ ) 、英国 685 億円 ( 同 2.7 ％ ) 、カナダ 615 億円 ( 同 2.4 ％ ) 、ベトナム 530 億円 ( 同 2.1 ％ ) がトップ 10 。

費目別に訪日外国人旅行消費額の構成比をみると、宿泊費が 38.5 ％ (9,714 億円 ) と最も多く、次いで買物代 26.2 ％ (6,623 億円 ) 、飲食費 21.0 ％ (5,309 億円 ) が続いた。国籍･地域別で飲食費が多かったのは、中国 1,011 億円、米国 726 億円、韓国 615 億円、台湾 588 億円、香港 333 億円の順であった。

訪日外国人 ( 一般客 )1 人当たり旅行支出は 238,693 円 ( 前年比 0.1 ％減 ) と推計された。国籍･地域別にみると、英国が最も高く (443,945 円 ) 、イタリア (397,911 円 ) 、ドイツ (396,160 円 ) 、オーストラリア (395,448 円 ) 、フランス (370,783 円 ) 、米国 (363,231 円 ) 、カナダ (342,009 円 ) 、ロシア (329,977 円 ) 、スペイン (316,994 円 ) 、ベトナム (301,282 円 ) までが 30 万円 /1 人を超えた。

訪日外国人 ( 一般客 )1 人当たり費目別旅行支出 ( 全目的 ) は、宿泊費 (92,221 円 ) が最も高く、次いで買物代 (61,947 円 ) 、飲食費 (50,343 円 ) の順だった。国籍･地域別では、宿泊費は英国、飲食費、交通費はイタリア、娯楽等サービス費はオーストラリア、買物代は中国が最も高い。国籍･地域別の飲食費では、前述の通りイタリア (97,464 円 ) が最も高く、次いで英国 (89,454 円 ) が続き、ドイツ (80,851 円 ) 、オーストラリア (77,788 円 ) 、米国 (73,958 円 ) 、フランス (73,230 円 ) 、スペイン (71,452 円 ) までが 7 万円 /1 人を超えた。

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