サッポロHD、CDPから「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に選定
サッポロホールディングスは、国際的な非営利団体の CDP から、サプライチェーンにおける気候変動問題への取り組みが認められ、「サプライヤーエンゲージメント評価」において最高評価の「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に選定された。 2024 年度は、「気候変動」「水セキュリティ」対策においても最高評価の A リスト企業に選ばれており、合わせて 3 部門での選定となった。
CDP は、気候変動など環境問題に関心を持つ世界の機関投資家などの要請を踏まえ、企業や自治体の環境情報開示のための世界的なシステムを運営する非営利組織。また、企業に対して温室効果ガス削減、水資源や森林の保全を促進する活動を行っている。 2024 年には、世界で 24,800 社を超える企業が CDP の質問書を通じて情報開示に応じており、その中で同社は最高評価を獲得した。同社グループにおいて、温室効果ガス排出量削減の取り組みと積極的な情報開示、またサプライヤーとの連携などが高く評価されたものとしている。
サッポログループでは、「サッポログループ環境ビジョン 2050 」を設定し、課題解決に取り組んでいる。気候変動対策では緩和策として原料農産物の農地まで広げたバリューチェーン全体の温室効果ガス排出量削減、適応策として気候変動に適応したビール主原料農産物の品種開発を進めている。基盤の酒類事業では、サプライヤーとの連携を通じて、顧客に安定した品質の商品を継続的に届けるために、ビールの主原料である麦芽とホップについて、これまで協働契約栽培を実施してきた。 2025 年からは、「品質」「安定調達」「環境との調和」「社会との共栄」の 4 つの目標を掲げた総合的な原料調達活動「フィールドマネジメント」を開始している。この取り組みは世界的な気候変動に起因する環境変化に対応し、サステナビリティ課題の解決を一層強化することを目的としている。
サッポログループは、今後も信頼される企業であり続けるため、サステナブルな社会の実現に貢献していきたいとしている。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
過去の記事はこちら
