繁盛店の扉 サッポロビール 飲食店サポートサイト

外食トピックス

マイナビ、「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」を発表

マイナビは、「フリーターの意識・就労実態調査(2025年)」を発表した。なお、男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のアルバイト就業者を「フリーター」と定義し、15~34歳を「若年フリーター」、35~44歳を「中年フリーター」として調査集計を行った。
■本来正社員を希望していた若年フリーターは3人に1人以上
 「若年フリーター」に、本来的に希望していた働き方を聞いたところ、「フルタイム正社員」(35.7%)が最も多く、次いで「アルバイト・パート」(26.0%)だった。一方で、「中年フリーター」は「アルバイト・パート」(31.8%)が最も多く、次いで「フルタイム正社員」(28.1%)となった。
 本来的に正社員を希望するが、アルバイトで働く理由について聞くと、若年フリーター・中年フリーターともに「正社員になりたくてもなれないから」(若27.7%/中42.6%)、「正社員の仕事に対する自信がないから」(同29.2%/33.5%)が上位となった。「正社員になりたくてもなれない」の背景には、スキル不足や雇用のミスマッチが影響している可能性があり、正社員になる機会やフリーター本人の自己効力感の不足も課題となっていることが考えられる。
■若年フリーターの3割が今後「正社員」を希望、理由は「雇用が安定している」「固定給がほしい」
 今後希望する働き方を聞いたところ、若年フリーターは「フルタイム正社員」(31.0%)が最多となり、次いで「アルバイト・パート」(25.0%)となった。一方、中年フリーターは「フルタイム正社員」(22.3%)よりも、「アルバイト・パート」(36.0%)の方が多数派となった。「正社員」で働くことを希望する理由は、若年フリーター・中年フリーターともに「雇用が安定しているから」(若51.6%/中58.5%)、「固定給がほしいから」(同50.4%/55.8%)が上位となり、5割を超えた。
■若年フリーター、中年フリーターとも約8割が「経済的ゆとりがない」
 経済的ゆとり(収入や貯蓄・資産の余裕)の状況を聞いたところ、「経済的にゆとりがない(あまりゆとりがない+全くゆとりがない)」と答えた人は、若年フリーターで計78.3%、中年フリーターで計81.2%となり、フリーターの厳しい経済事情が浮き彫りになった。
■フリーターのリスキリング実施率は2割程度、「負担する費用が重いから」がネック
 リスキリング(新しいスキルを身に付けたり学び直しをしたりすること)に取り組んでいる割合は、若年フリーターで20.9%、中年フリーターで16.7%となり、若者フリーターの方がスキル習得を行っている傾向がみられた。
 また、リスキリングに取り組んでいる理由では、若年フリーターは「自己成長のため」(24.2%)、中年フリーターは「収入を増やしたいから」(31.1%)がトップとなった。
 一方で、リスキリングに取り組んでいない理由は、若年フリーター・中年フリーターともに「負担する費用が重いから」(若20.3%/中26.1%)がトップとなり、費用面がネックとなってリスキリングを実践できていない人もいる実態が浮かび上がった。
■学び直しの推進が正社員化や、経済的なゆとりがあると感じる人の増加にも繋がる!
 同社キャリアリサーチラボ研究員の宮本祥太氏は、『「若者フリーター」で正社員を希望する割合が高く、3割に達しました。正社員を希望する背景には、厳しい経済状況や収入の不安定さから生まれる、将来への不安が影響している可能性がうかがえます。働き方は環境や価値観によって人それぞれ異なり、正社員になることだけがキャリアの正解ではありません。調査からも、本来的にアルバイトを希望する人や、働き方にこだわりがない人が一定数いることがわかります。しかし、「雇用・収入の安定性」の観点でみると、正社員で働くことは、無期雇用で固定給が見込め、中長期的なキャリアを描きやすい利点があるのも事実です。その点、正社員になるためにスキル習得をしているにもかかわらず就業機会に恵まれない人や、費用負担が大きいために学習機会が得られない人がいるとすれば、対策を検討する必要があるのではないでしょうか。』とコメントした。

【フリーターの意識・就労実態調査(2025年版)】
目的:フリーターのアルバイト実態と意識を明らかにすること
調査地域:全国
調査方法:自社調べ
対象者:15~44歳の男性は既卒、女性は既卒かつ未婚のうち、アルバイト・パートとして働いている人
回収数:2,419サンプル
実施期間:2月17日~2月25日

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

過去の記事はこちら