9月のスーパー売上高、既存店ベースでは4ヶ月連続で前年を上回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 58 社・ 10,318 店舗を対象にした平成 30 年 9 月度チェーンストア販売統計を発表。食料品は農産品、惣菜が好調だった。衣料品、住関品は天候要因もあり苦戦したが、総販売額は 1 兆 363 億 8274 万円 ( 店舗調整後前年同月比 101.9 % ) と 4 ヶ月連続でプラスとなった。
部門別では、食料品が 7074 億 4008 万円 ( 店舗調整後前年同月比 102.8 % ) 、衣料品が 715 億 4780 万円 ( 同 94.4 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 1947 億 482 万円 ( 同 100.8 % ) 、サービスが 25 億 5725 万円 ( 同 95.1 % ) 、その他が 601 億 3279 万円 ( 同 105.0 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、キャベツ、きゅうり、玉ねぎ、大根、トマト、ピーマン、ブロッコリー、なす、きのこ類、カット野菜などは好調だったが、じゃがいも、人参などの動きは鈍かった。果物では、ぶどう、柿、梨、みかん、キウィフルーツなどの動きは良かったが、もも、いちじく、りんご、グレープフルーツなどの動きは鈍かった。
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに好調だった。鶏卵の動きは良かったが、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
水産品は、刺身盛り合わせ、さんま、まぐろ、しらす、魚卵、海藻類などの動きは良かったものの、たこ、近海魚、うなぎ、冷凍えび、塩鮭、干物などの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜では揚げ物、焼き物は好調だったが、中華の動きは鈍かった。要冷惣菜は和・洋惣菜ともに好調、弁当、寿司の動きも良かった。
その他食品は、乳製品、飲料、機能性飲料、冷凍食品、カップ麺、パン類、カレー・シチュー類、米、缶詰、納豆、梅干、米菓などは好調だったが、アイスクリーム、インスタントコーヒー、醤油、みりん、ヨーグルトなどは苦戦した。
記事配信/外食ドットビズ(2018/10/24)
制作協力/外食ドットビズ