2017年の外食市場売上高、103.1％と3年連続で前年を上回る

日本フードサービス協会(JF)は、会員企業を対象とした｢外食産業市場動向調査｣の2017年暦年(1月～12月)の集計結果を基に、新規店を含めた｢全店データ｣の業界全体･業態別前年同月比を算出し、年間動向の一指標としてまとめた。
　2017年の外食需要は、10月に台風や長雨などの天候不順で伸び率が縮小したものの、年間を通して堅調に推移した。引き続き｢ファーストフード｣(特に洋風)の好調に加え、昨年伸び率が一服していた｢ファミリーレストラン｣が再び拡大(特に焼き肉)、 また、｢パブレストラン/居酒屋｣は下げ止まり傾向にあることで、外食全体の売上は103.1％と３年連続で前年を上回った。
　業態別の売上では、｢ファーストフード｣(104.6％)は２年連続、｢ファミリーレストラン｣(101.5%)、｢ディナーレストラン｣(104.5%)、｢喫茶｣(102.6%)はそれぞれ６年連続して前年を上回った。 一方で｢パブ/居酒屋｣(99.0%)は９年連続して前年を下回ったものの減少率は縮小した。

なお、売上高･店舗数･客数･客単価の対前年比は以下の通りとなっている。
■全体：売上高103.1％･店舗数100.6％･客数102.2％･客単価100.9％
■ファーストフード業態：売上高104.6％･店舗数100.7％･客数103.1％･客単価101.4％
■ファミリーレストラン業態：売上高101.5％･店舗数100.7％･客数99.9％･客単価101.6％
■パブ/居酒屋業態：売上高99.0％･店舗数96.6％･客数99.7％･客単価99.3％
■ディナーレストラン業態：売上高104.5％･店舗数101.9％･客数104.5％･客単価100.0％
■喫茶業態：売上高102.6％･店舗数101.3％･客数100.7％･客単価101.9％

記事配信／外食ドットビズ(2018/01/29)
制作協力／外食ドットビズ