HOT PEPPER、「グルメの定番にまつわる地域差」を調査
リクルートライフスタイルが企画編集する、街のおトク情報満載のクーポンマガジン「 HOT PEPPER 」は、「グルメの定番にまつわる地域差」についてアンケートを実施した。
日本全国津々浦々、同じメニューでも具材や食べ方は地域によって様々な違いが見られる。そこで「 HOT PEPPER 」では、都道府県別・地域別にどのような傾向があるのか調査した。
まず、「カレーの中の肉といえば?」に関しては、北海道・東北は共に約 7 割の人が豚肉と回答。一方、牛肉は、特に近畿で支持され、 64 %と全国で最もカレーに牛肉を入れる地域である事が分かった。関西では、“肉=牛”という文化がカレーにも定着しているよう。関東では、約半数が豚肉と答える中、牛肉派が約 20 %、鶏肉派も約 15 %いるなど、ばらつきが見られた。
ちなみに都道府県別トップ 3 は、豚肉が「岩手県」 (83.3 % ) 「青森県」 (75.0 % ) 「富山県」 (75.0 % ) 、牛肉が「奈良県」 (75.5 % ) 「京都府」 (72.7 % ) 「愛媛県」 (72.0 % ) 、鶏肉が「鳥取県」 (29.4 % ) 「島根県」 (20.0 % ) 「沖縄県」 (19.0 % ) 。
次に、「一番なじみのあるラーメンの味といえば?」に関しては、全国的に“しょうゆ”が多数派を占める中、九州では約 7 割がとんこつ派だった。「熊本県」の 86.8 %を筆頭に、九州の 7 県が、とんこつ派の割合が高い県の上位を独占。また、味噌は、味噌ラーメンが名物の「北海道」 (39.6 % ) はもちろん高かったが、意外にも最も高かったのは「岩手県」 (41.7 % ) だった。とんこつ派は関東 13 %、近畿 20 %、中国 25 %と九州に近づくにつれて増加し、味噌派は近畿 14 %、関東 23 %、東北 33 %と北へ行くほど人気が高まることが判明した。
都道府県別トップ 3 は、しょうゆが「青森県」 (66.7 % ) 「福島県」 (66.7 % ) 「富山県」 (66.7 % ) 、味噌が「岩手県」「北海道」「宮城県」 (37.5 % ) 、とんこつが「熊本県」「佐賀県」 (86.7 % ) 「福岡県」 (78.3 % ) 、塩が「高知県」 (40.0 % ) 「奈良県」 (26.5 % ) 「沖縄県」 (19.0 % ) 。
そして、「冷やし中華にマヨネーズはかけますか?」に対しては、全国的に「かけない」 (75.7 % ) という回答が多い中、中部では「かける」派も健闘。中でも岐阜県が 70.9 %でトップ、 2 位が「福井県」 (54.5 % ) で、 3 位「愛知県」 (54.4 % ) も半数以上が「かける」派で、全国的にも高い結果に。名古屋に本社を置くラーメンチェーンがマヨネーズを添えて提供を始めたことがきっかけと言われている。一方、関東では「かける」派がわずか 12 %。中でも、群馬県・栃木県は 95 %以上の人が「かけない」と答え、地域による違いがはっきり分かれる結果となった。
【調査概要】
調査時期: 2018 年 6 月
調査対象:全国 20 ~ 50 代男女 ( マクロミルの登録モニター )
調査方法:インターネット調査
有効回答数: 3,095 人 ( 男性: 1,560 人、女性: 1,535 人 )
記事配信/外食ドットビズ(2018/07/30)
制作協力/外食ドットビズ