6月のスーパー売上高、既存店ベースでは4ヶ月ぶりに前年を上回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 56 社・ 10,187 店舗を対象にした平成 30 年 6 月度チェーンストア販売統計を発表。食料品は、農産品が相場安の影響を受け苦戦したがその他の部門は堅調に推移した。衣料品、住関品は、前半を中心とた天候不順の影響もあり動きが鈍かったが、総販売額は 1 兆 488 億 6712 万円 ( 店舗調整後前年同月比 100.1 % ) と 4 ヶ月ぶりにプラスとなった。
部門別では、食料品が 6911 億 371 万円 ( 店舗調整後前年同月比 100.5 % ) 、衣料品が 875 億 314 万円 ( 同 98.6 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2055 億 9492 万円 ( 同 98.4 % ) 、サービスが 26 億 268 万円 ( 同 99.7 % ) 、その他が 620 億 6267 万円 ( 同 103.6 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、きゅうり、レタス、長芋、カット野菜などの動きは良かったが、じゃがいも、玉ねぎ、人参、トマト、なす、みょうがなどの動きは鈍かった。果物では、もも、さくらんぼ、すいか、バナナ、アボカド、プラムなどの動きは良かったものの、グレープフルーツ、アメリカンチェリー、生梅、柑橘類、輸入ぶどうなどが不調だった。
畜産品は、牛肉、豚肉、鶏肉ともに動きは良かった。鶏卵の動きは良かったが、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
水産品は、刺身盛り合わせ、まぐろ、ぶり、塩鮭、干物、海藻類などの動きは良かったが、生かつお、たこ、いか、さんま、うなぎ、貝類などの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜は揚げ物、焼き物は好調だったが、中華の動きは鈍かった。要冷惣菜は和惣菜の動きは良かったものの洋惣菜の動きは鈍かった。米飯、寿司の動きは良かった。
その他食品は、乳製品、米、パスタ類、パン類、飲料、缶詰、冷凍食品、納豆、梅干、漬物、アイスクリーム、乾麺類などは好調だったが、牛乳、インスタントコーヒー、豆腐、水物などの動きは鈍かった。
記事配信/外食ドットビズ(2018/07/25)
制作協力/外食ドットビズ