ポッカサッポロ、脱炭素社会の実現に向けてCFP算定に着手
ポッカサッポロフード&ビバレッジは、農林水産省が行った「加工食品のカーボンフットプリント (CFP) の算定実証」に参画し、国内で販売する家庭用・業務用の一部製品を対象に「カーボンフットプリント (CFP) 」を算定したと発表した。
サッポロホールディングスでは、脱炭素社会の実現に向けて 2050 年のカーボンニュートラルを目指し、 2030 年に温室効果ガス排出量について、「スコープ 1( 事業者自らによる温室効果ガスの直接排出 ) 」と「スコープ 2( 他者から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出 ) 」を 2030 年度までに 2022 年度基準で 42 %削減、「スコープ 3( スコープ 1 、スコープ 2 以外の間接排出 ) 」を 2030 年度までに 2022 年度基準で 25 %削減、「 FLAG(Forest, Land and Agriculture) スコープ 1,3 」を 2030 年度までに 2022 年度基準で 31 %削減するといった目標を設定している。
同社は、農林水産省が 2025 年 4 月に公表した「加工食品共通カーボンフットプリント (CFP) 算定ガイド」に基づく CFP 算定実証に参画し、「キレートレモン W レモン 500ml(PET) 」の算定を実施した。分析の結果、原材料調達が全体の 6 割以上を占めることが確認された。また、主力商品となる「ポッカレモン 100(450ml ビン ) 」、「加賀棒ほうじ (525mlPET) 」、「 500G 業務用冷凍 瀬戸内レモンストレート果汁 ( 袋 ) 」についても自主算定した。
今回、「加工食品共通カーボンフットプリント (CFP) 算定ガイド」を活用した CFP 算定により、製品の原材料調達から生産、流通・販売、使用・維持管理、廃棄・リサイクルに至るまでの CO2 排出量を可視化し、ホットスポット分析を行った。いずれの製品も原材料調達段階における CO2 排出量が高いという結果を受け、温室効果ガス (GHG) 排出量の削減に向けた上流での取り組みを進め、脱炭素に貢献する製品・サービスの提供を目指していくとしている。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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