Air ビジネスツールズ、厳しい環境下安定経営を続ける飲食店を紹介

昨今の人件費の高騰や物価高など、特に中小企業を取り巻く社会状況は厳しさが増している。そのような中、リクルートは、「 Air ビジネスツールズ」を通じて、中小事業者の経営・業務を支援してきた。ここでは、「 Air ビジネスツールズ」を活用し、厳しい状況下でも安定した経営を続けている飲食店の事例を紹介する。
帝国データバンクの調査では、 2024 年の倒産件数は 9901 件 ( 前年 8497 件 ) と、 3 年連続で前年の件数を上回り、 2014 年 (9180 件 ) 以降で最多となり、経営を続けることそのものが難しくなっている現状が伺える。業種別に見ると、「サービス業」が最も多く、飲食業を含む「小売業」が続いている。倒産に至るまでには多種多様な要因が絡まり合っているケースが多いものの、業務の効率化を進めて時間やコストを浮かせることは、経営を維持する上で大きなカギとなると考えられる。そのような中、同社では、「 Air ビジネスツールズ」を通じて、 2024 年 4 月~ 2025 年 3 月の1年間で「業務に関連する煩わしさ」を 3001 万時間 ※ 1 、人件費を 348 億円 ※ 2 削減することに成功したとしている。
■浅草の寿司店、「 Air レジオーダー」の多言語対応で外国人来店客への説明負担を緩和
観光客で連日賑わう浅草に店を構える寿司店「成戸鮨」では、開店当初の 2023 年 10 月から「 Air レジ」及び「 Air レジオーダー」を導入している。 8 席あるカウンター席には QR コードを設置。来店客のスマートフォンで読み取って注文すると、寿司はカウンターに立つ職人に、料理は裏のキッチンにいる板前に、ドリンクはホールのスタッフに情報が届き、効率的に提供できる仕組みになっている。
特に効果が出ているのが、近年急増する外国人来店客への対応。「 Air レジオーダー」は、ブラウザーにメニューを表示するため、ブラウザーの翻訳機能を使うと自動で英語や中国語に翻訳される。ネタの説明に加えて「サビ抜き」「シャリ多め」など寿司という食文化に慣れていないと伝えにくい細かな注文も、取りこぼすことなく受けられる。日本酒も、味の特徴や生産地を「 Air レジオーダー」上で説明するため、馴染みのない外国人客にも分かりやすく伝えられる。
店主の佐藤一義氏は、『得意でない英語で寿司やお酒の説明をするのは時間がかかる一方、多言語を使いこなせるスタッフを雇うのも難しい。「 Air レジオーダー」を利用することでオーダーミスも起こらず、限られた人数でも質の高いサービスを提供できている』と話す。こうした接客の工夫から外国人来店客の満足度も高く、インターネットでの高評価なクチコミを見て訪れる人も増えているそうだ。
※ 1 :煩わしさを削減できた時間は、「 Air レジ」 1 台あたりのレジ締め機能の利用による削減時間×「 Air レジ」のレジ締め機能を利用している台数+ 1 店舗あたりの「 Air レジ」売上集計機能の利用による削減時間×「 Air レジ」の売上集計機能を利用している店舗数から算出。 ( 削減前のレジ現金残高の確認作業時間および売上データの集計作業時間は同社調査より算出
※ 2 :削減した人件費は、煩わしさを削減できた時間×推定時給単価 (2025 年 1 月時点の全国のアルバイト・パート募集時平均時給におけるフード分類の時給 1,158 円 ) から算出
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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