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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、三大都市圏の3月度外食市場動向調査

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女7,590人(有効回答数)を対象とした2025年3月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
 3月の3圏域合計の外食市場規模は、前年同月比-73億円の3162億円と3ヶ月ぶりに前年を下回った。市場規模の19年(コロナ禍前)同月比は86.2%で、前月・前々月の9割台から後退した。外食実施率と頻度の19年比は前月より後退し、延べ外食回数が19年比76.8%と4ヶ月ぶりに7割台に低迷したことが要因。
 業態別の市場規模は、「和食料理店」(前年比増減-63億円)、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(同-34億円)、「中華料理店」(同-20億円)等、主要16業態中9業態で前年を下回った。19年比では「ファストフード」(133.5%)、「お好み焼き、鉄板焼き等の専業店」(116.6%)等、4業態でコロナ禍前を上回る市場規模を記録した。「和食料理店」(延べ回数-179万回、単価+184円)等は前年比で単価が増加したものの、延べ回数が減少した。「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」(同-85万回、-3円)等は延べ回数・単価ともに減少した。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:68.0%(前年比-2.2pt) ②外食頻度:3.98回/月(同-0.02回) ③外食単価:2,961円(同+48円) ④外食市場規模:3162億円(同-73億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:67.8%(前年比-2.0pt)、関西圏:67.9%(同-2.6pt)、東海圏:69.0%(同-2.1pt)
②外食頻度…首都圏:4.15回/月(同-0.10回)、関西圏:3.89回/月(同+0.10回)、東海圏:3.52回/月(同+0.07回)
③外食単価…首都圏:3,029円(同-7円)、関西圏:3,033円(同+212円)、東海圏:2,521円(同+2円)
④外食市場規模…首都圏:1950億円(同-110億円)、関西圏:848億円(同+43億円)、東海圏:363億円(同-6億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲は、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外の都道府県や海外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出

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