日本チェーンストア協会、3月のスーパー売上高は2ヶ月ぶり前年を上回る
日本チェーンストア協会は、会員企業 47 社・ 9,479 店を対象にした 2025( 令和 7) 年 3 月度チェーンストア販売統計を発表。 3 月は、食料品は節約志向から買上点数の減少傾向は続いているが、農産品の相場高、店頭価格上昇の影響などもあり販売額は伸びた。衣料品は気温の上昇とともに春物商品などが動き始め、住関品はまずまずの動きだったことから、総販売額は 1 兆 1116 億 2089 万円 ( 店舗調整後前年同月比 102.2 % ) と 2 ヶ月ぶりに前年を上回った。
部門別では、食料品が 7790 億 2026 万円 ( 同 104.1 % ) 、衣料品が 520 億 6676 万円 ( 同 103.7 % ) 、日用雑貨品などの住関品が 2040 億 1333 万円 ( 同 100.8 % ) 、サービスが 25 億 785 万円 ( 同 88.6 % ) 、その他が 740 億 1269 万円 ( 同 90.3 % ) であった。
なお、商品別の食料品関連の動きは以下の通り。
農産品は、レタス、キャベツ、大根、白菜、ピーマン、ブロッコリー、ほうれん草、きのこ類、カット野菜、カットサラダなどは好調だったが、玉ねぎ、トマト、生しいたけなどの動きは鈍かった。果物では、いちご、りんご、バナナ、キウィフルーツ、輸入オレンジなどの動きは良かったものの、柑橘類などの動きは鈍かった。
畜産品は、豚肉、鶏肉はまずまずの動きだったが、牛肉の動きは鈍かった。鶏卵はまずまずの動きだったが、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
水産品は、刺身、まぐろ、鯛、あじ、かつお、生鮭、真たら、塩鮭、漬け魚、あさり、海藻類などはまずまずの動きだったが、ぶり、サーモン、いわし、さば、えび、さわら、うなぎ、干物、切身、ホタテ、はまぐり、ちりめんなどの動きは鈍かった。
惣菜は、温惣菜はフライ、オードブル、ピザ、唐揚げ、中華セット、焼魚などの動きは良かった。要冷惣菜は、和・洋惣菜ともに動きは良く、米飯、寿司の動きも良かった。
その他食品は、米、乳酸菌飲料、ヨーグルト、飲料、野菜飲料、冷凍野菜、冷凍果実、アイスクリーム、米飯パック、海苔、チルド、パスタ、レトルト、インスタントコーヒー、チョコレート、和洋菓子、デザート、果汁グミ、ビールなどは好調だったが、牛乳、乳製品、チルド飲料、食パン、スナック、粉類、オリーブオイル、洋風調味料、缶詰、マヨネーズ、練製品、豆腐、リキュールなどの動きは鈍かった。
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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