ジョブズリサーチセンター、三大都市圏の2月度フード系小分類平均時給
リクルートの調査研究機関「ジョブズリサーチセンター(JBRC)」は、毎月、三大都市圏(首都圏・東海・関西)における「アルバイト・パート募集時平均時給調査」結果を公表しているが、外食ドットビズでは、そのうちフード系にフォーカスし、小分類における2025年2月度の平均時給をお知らせする。
2月の三大都市圏全体におけるフード系全体の平均時給は、前年同月(1,143円)より54円(4.7%)増の1,197円と過去最高額を更新した。圏域別では、首都圏が同(1,183円)より49円(4.1%)増の1,232円、東海が(同1,077円)より66円(6.1%)増の1,143円、関西が同(1,099円)より63円(5.7%)増の1,162円であった。
例年2月は、年度末退職者の増加に備えて求人が活性化する時期。フード系では、送別会等で繁忙期となる3月に向けた準備月でもあり、2月は新人採用・育成の期間と考える企業も多いよう。確実に人材を確保するために、入社月は通常時給にプラスして、相場より高い賃金を訴求する求人が多く見られた。
三大都市圏全体におけるフード系小分類での平均時給は、「ホールスタッフ(飲食店)」が1,204円(前年同月比51円/4.4%増)、「調理・コック・板前(見習を含む)」が1,201円(同59円/5.2%増)、「ファストフード」が1,142円(同26円/2.2%減)、「パン職人・パティシエ」が1,186円(同74円/6.7%増)、「洗い場・パントリー」が1,237円(同122円/10.9%増)、「食品製造・販売」が1,185円(同63円/5.6%増)、「その他」が1,205円(同83円/7.4%増)であった。
首都圏は、「ホールスタッフ(飲食店)」が1,239円(同44円/3.7%増)、「調理・コック・板前(見習を含む)」が1,235円(同53円/4.5%増)、「ファストフード」が1,186円(同18円/1.5%減)、「パン職人・パティシエ」が1,216円(同66円/5.7%増)、「洗い場・パントリー」が1,277円(同114円/9.8%増)、「食品製造・販売」が1,215円(同59円/5.1%増)、「その他」が1,240円(同76円/6.5%増)であった。
東海は、「ホールスタッフ(飲食店)」が1,159円(同76円/7.0%増)、「調理・コック・板前(見習を含む)」が1,148円(同73円/6.8%増)、「ファストフード」が1,081円(同46円/4.1%減)、「パン職人・パティシエ」が1,106円(同71円/6.9%増)、「洗い場・パントリー」が1,152円(同91円/8.6%増)、「食品製造・販売」が1,105円(同48円/4.5%増)、「その他」が1,129円(同61円/5.7%増)であった。
関西は、「ホールスタッフ(飲食店)」が1,167円(同61円/5.5%増)、「調理・コック・板前(見習を含む)」が1,163円(同66円/6.0%増)、「ファストフード」が1,106円(同17円/1.5%減)、「パン職人・パティシエ」が1,131円(同50円/4.6%増)、「洗い場・パントリー」が1,227円(同157円/14.7%増)、「食品製造・販売」が1,169円(同80円/7.3%増)、「その他」が1,166円(同79円/7.3%増)であった。
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