ホットペッパーグルメ外食総研、東名阪三大都市圏の2月度外食市場動向

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女7,127人(有効回答数)を対象とした2025年2月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
2月の外食市場規模は、3圏域合計で2939億円。前年同月比は+211億円。市場規模の19年(コロナ禍前)同月比は93.2%で、前月の94.6%からは後退したが、2ヶ月連続して9割台に回復した。外食実施率と外食単価の19年比は前月より後退したが、外食頻度の19年比が94.8%(前月同92.3%)とコロナ禍前水準に近づき、延べ外食回数が3ヶ月連続して19年比8割台を記録している。
市場規模の食事主体業態・計は19年比97.9%(前月同98.1%)、飲酒主体業態・計は同85.2%(同89.8%)、軽食主体業態・計は同112.6%(同110.0%)。
業態別市場規模は、「居酒屋」(前年比増減+89億円)、「スナック、ナイトクラブ、キャバレー」(同+27億円)、「ファミリーレストラン、回転すし等」(同+20億円)等主要16業態中14業態で市場規模が前年を上回った。「居酒屋」(延べ回数+190万回/単価+90円)、「スナック、ナイトクラブ、キャバレー」(同+16万回/+2,264円)等は延べ回数・単価ともに前年比で増加した。また、19年比では「カラオケボックス」(158.3%)、「ファストフード」(126.0%)等8業態でコロナ禍前を上回る市場規模を記録した。「カラオケボックス」は2ヶ月連続して19年比で主要16業態中ではトップの伸び率となっている。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:67.6%(前年比+0.8pt) ②外食頻度:3.70回/月(同+0.08回) ③外食単価:2,982円(同+132円) ④外食市場規模:2939億円(同+211億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:67.6%(前年比+1.5pt)、関西圏:68.1%(同+0.4pt)、東海圏:66.2%(同-1.6pt)
②外食頻度…首都圏:3.85回/月(同+0.04回)、関西圏:3.55回/月(同-0.02回)、東海圏:3.39回/月(同+0.38回)
③外食単価…首都圏:3,026円(同+30円)、関西圏:2,984円(同+288円)、東海圏:2,786円(同+297円)
④外食市場規模…首都圏:1802億円(同+73億円)、関西圏:767億円(同+71億円)、東海圏:371億円(同+67億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲は、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外の都道府県や海外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出
記事配信・制作協力/外食ドットビズ
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