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外食トピックス

マルハニチロ、回転寿司に関する消費者実態調査2025 -ネタ編-

マルハニチロは、2月19日~20日の2日間、全国の15歳~59歳の男女で、月に1回以上回転寿司店を利用する人に対し、今回で15回目となる「回転寿司に関する消費者実態調査」をインターネットリサーチで実施し、3,000名の有効回答サンプルを集計した。概要編に引き続き、ネタ編を掲載する。
■回転寿司店でよく食べるネタ1位「サーモン」は14年連続で首位の座に
 全回答者(n=3,000)に、回転寿司店に行った際によく食べているネタを聞いたところ、1位は「サーモン」(47.1%)で、2012年調査から14年連続の1位となった。前年の50.6%からは3.5pt減少したが、不動の人気No.1ネタとしての地位を確立しているようだ。以下、2位「マグロ(赤身)」(37.9%)、3位は前年の5位からランクアップした「マグロ(中トロ)」(30.5%)、4位「ハマチ・ブリ」(29.1%)、5位「エビ」(27.8%)、6位「ネギトロ」(23.6%)、7位「イカ」(23.2%)、8位「えんがわ」(19.5%)、9位「イクラ」(18.6%)、10位「マグロ(大トロ)」(17.6%)が続いた。
 男女別にみると、男女とも1位は「サーモン」(男性42.2%、女性51.9%)、2位は「マグロ(赤身)」(同41.2%、34.7%)だった。以下、男性は3位「マグロ(中トロ)」(32.5%)、4位「ハマチ・ブリ」(29.9%)、5位「イカ」(25.0%)で、女性は3位「エビ」(32.6%)、4位「マグロ(中トロ)」(28.4%)、5位「ハマチ・ブリ」(28.3%)であった。
 また、我慢することが多いネタを聞いたところ、今年も「マグロ(大トロ)」(18.3%)がダントツ1位となり、次いで、2位「ウニ」(9.9%)、3位「マグロ(中トロ)」(9.3%)、4位「イクラ」(7.3%)、5位「アワビ」(5.5%)、6位「カニ」(5.4%)、7位「ウナギ」(5.0%)、8位「ホタテ」(4.5%)、9位「キンメダイ」(2.7%)、10位「牛肉」(2.6%)が続いた。
 さらに、回転寿司店に行った際に、コスパがいいと思うネタを聞いたところ、1位「サーモン」(17.2%)、2位「マグロ(赤身)」(15.4%)、3位「マグロ(中トロ)」(7.8%)、4位「ハマチ・ブリ」(7.4%)、5位「ネギトロ」(7.2%)となった。我慢することが多いネタでも3位に挙げられた「マグロ(中トロ)」が同じく3位という結果となった。
■食品ロス軽減のための回転レーン廃止に取り組むお店は過半数が「優先度が高くなる」
 回転寿司店がSDGsに関する取組みを行った場合、お店選びの優先度は高くなるか聞いた。「低利用魚・未利用魚の活用(水揚げされても利用されない魚の活用)」では、「非常に高くなる」(18.6%)と「やや高くなる」(35.4%)を合計した「高くなる・計」は54.0%と半数を超えた。また、「環境にやさしい素材の店舗備品を使用(商品袋やストローなど)」では、「高くなる・計」は49.4%、「寿司文化の発信・継承(動画配信やイベント開催、職人コンテスト開催など)」では、「高くなる・計」は49.3%となり、「食品ロス軽減のための回転レーン廃止(高速レーンだけに)」については「高くなる・計」は54.7%だった。
 また、漁業支援に関する取り組みへの評価をみると、「持続可能な漁業・養殖の実施・支援」では、「高くなる・計」は54.2%、「漁業就業者の支援」では、「高くなる・計」は53.7%だった。
■4人に3人以上の人が「MSC認証・ASC認証を取得した魚を回転寿司で食べたい」
 海洋資源の持続可能な利用を促すための国際的な認証制度として、天然の水産物が持続可能な漁業により漁獲されていることを示すMSC認証、養殖魚やシーフードが環境や社会的責任をもつ養殖業で生産されたことを示すASC認証がある。それらの持続可能な水産業に関する認証について質問した。持続可能な漁業・養殖の認証(MSC認証・ASC認証)を取得した魚を回転寿司で食べたいか聞いたところ、「積極的に食べたい」は23.9%、「まあまあ食べたい」は54.7%で、合計した「食べたい・計」は78.6%となった。多くの人がMSC認証・ASC認証取得の魚を回転寿司で食べることに対して肯定的なようだ。世代別にみると、20代(81.9%)、50代(80.6%)では「食べたい・計」の割合が8割を超える結果となった。

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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