サッポロホールディングス、国産レモンの生産振興への取組みを開始
サッポロホールディングスは、国産レモンの生産量を安定的に確保するため㈱ルートレック・ネットワークスと共に、 ICT(Information and Communication Technology :情報通信技術 ) を活用したレモンの栽培試験を今春から広島県大崎上島町で本格的に開始する。
レモンの生産は、十分な日射量の確保のために急な斜面で行われることが多いことから、生産者の高齢化が進む現在、栽培面積の拡大や新規就農者の参入、それに伴う生産量の拡大が進んでいない中、レモン栽培の負担軽減をもたらすことが期待される ICT を活用した栽培研究は、生産者の高年齢化対策、後継者の育成、さらには新規就農者の参入に繋がるものとして期待されている。
本研究は、従来は生産者の経験に基づいて行われてきたレモン生産に、 ICT を取り入れ、農業活動を数値化することにより、レモン栽培を効率化し、さらにレモン果実の高品質化を図るもので、これを通して、同社グループの基幹事業であるレモン、中でも国産レモンの安定的な供給量の確保と、栽培面積および担い手の拡大を通じた国産レモンの生産振興を目指すとしている。
記事配信/外食ドットビズ(2018/03/22)
制作協力/外食ドットビズ