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外食トピックス

ホットペッパーグルメ外食総研、2024年12月度東名阪の外食市場動向

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)の男女7,621人(有効回答数)を対象とした2024年12月度の「外食市場調査」の調査結果を公表した。
 2024年12月の外食市場規模は、3圏域合計で3563億円。前年同月比は-61億円。市場規模が前年比で縮小したのは21年11月以来37ヶ月ぶり。市場規模の19年(コロナ禍前)比は88.2%で、前月の88.5%を下回り、2ヶ月連続でコロナ禍前比が後退した。外食実施率と頻度の19年比は前月より改善し、延べ外食回数(1億1175万回)は20年3月以降では最多であったが、外食単価が前年比-156円と21年10月以来の減少を記録し、市場規模が前年割れした。
 市場規模の食事主体業態・計は19年比95.2%(前月同95.5%)、飲酒主体業態・計は同76.9%(同76.0%)、軽食主体業態・計は同107.0%(同91.8%)と、食事主体カテゴリーでコロナ禍前比が後退した。
 業態別の市場規模は、「フレンチ・イタリアン料理店」(前年比増減-95億円)、「スナック、ナイトクラブ、キャバレー」(同-22億円)、「和食料理店」(同-22億円)等主要16業態中9業態で市場規模が前年を下回った。「フレンチ・イタリアン料理店」(延べ回数-61万回、単価-1,038円)、「スナック、ナイトクラブ、キャバレー」(同-6万回、-2,350円)等は延べ回数・単価ともに前年比で減少した。19年比では「ファストフード」(134.6%)、「ラーメン、そば、うどん、パスタ、ピザ等の専業店」(108.4%)等、6業態でコロナ禍前を上回る市場規模であった。

【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
①外食実施率:71.2%(前年比+1.8pt) ②外食頻度:3.98回/月(同+0.03回) ③外食単価:3,188円(同-156円) ④外食市場規模3563億円(同-61億円)
【圏域別】
①外食実施率…首都圏:71.1%(前年比+2.0pt)、関西圏:71.5%(同+2.1pt)、東海圏:71.1%(同+0.4pt)
②外食頻度…首都圏:4.18回/月(同-0.01回)、関西圏:3.81回/月(同+0.05回)、東海圏:3.51回/月(同+0.16回)
③外食単価…首都圏:3,210円(同-221円)、関西圏:3,367円(同-23円)、東海圏:2,742円(同-106円)
④外食市場規模…首都圏:2186億円(同-90億円)、関西圏:971億円(同+25億円)、東海圏:406億円(同+3億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内で行った外食を対象としており、圏域外で行った外食は含んでいない。但し、圏域内への旅行・出張は含まれる。また、夕方以降、1日2回(軒目)までの外食を含む。なお、飲酒のみ、喫茶のみや、コンビニやスーパー等のイートインスペースで飲食した場合も外食に含める
※2 外食頻度:外食実施者の1ヶ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:人口×外食実施率×外食実施者の平均外食頻度×外食単価で算出

記事配信・制作協力/外食ドットビズ

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