リクルートHD、飲食領域のトレンド予測キーワードは「ピット飲食」
リクルートホールディングスは、 12 月 12 日、「 2018 年のトレンド予測」発表会を開催。アルバイト・パート、飲食などの 8 領域におけるトレンドを表すキーワードと 2018 年のトレンド予測を発表した。
2018 年のトレンド予測キーワードは、 8 領域の内、アルバイト・パート領域が「年功助力」、飲食領域が「ピット飲食」であった。
今年に入りシニアの応募者数、求人数ともに急増。シニアの応募数は 2015 年 4 ~ 6 月期と比較して 2017 年 4 ~ 6 月期は約 2 倍に増加。「忙しい時間帯に働ける人がいない」「経営に支障が出る」など、
人材確保の難易度は上がり続けている。一方、 60 歳以上の就業希望者は、時間の融通もきき、労働意欲も高いが、多くの企業は採用に未だ消極的。そのような中で「戦略的にシニアを採用し、活かす企業」が出てきている。
従来ネックとされてきた体力や新しい技術への対応も、健康フォローや IT 技術を活用した企業サポートで解消しており、人生経験=”年の功”を活かし、企業力を高める会社が現れている。
人口減少や女性の社会進出などで一人ひとりの役割が徐々に増加し、特にここ 1 年で顕著に。役割をチェンジする合い間で、頭の切り替えが必要になっている。また、「働き方改革」の影響で、
仕事の終了時間が早まっていると答えた人は 27.7 %。平日夜に以前より仕事が早く終わることで、役割増加が加速し、かつ隙間時間が生まれることで軽い飲食を行う余裕ができている。
一人ひとりが担う役割が増加・多様化しているなか、仕事と家庭、主務と副業など、次の役割に向かう合い間に、気持ちの切り替えを行うニーズが強まっている。平日夜の早い時間帯にモードチェンジを行う上で、
「ひとり利用しやすい」、「ゆったり過ごせる」、「 ( 電源など ) 設備の充実」、「生活導線に近い場所」などの条件を満たす「ピット飲食」に適した飲食店も登場してきている。
記事配信/外食ドットビズ(2017/12/14)
制作協力/外食ドットビズ