ポッカサッポロ、鍋物の喫食実態とレモン果汁に利用に関する調査

ポッカサッポロフード＆ビバレッジは、 20 ～ 50 代の既婚女性 516 人を対象に、昨年 10 月～今年 3 月の鍋物の喫食実態を調査し、さらに鍋物を食べる際に“レモン果汁”を調味料や薬味として使用している人の傾向について調べた。
　今回の調査結果から、週に 1 回以上鍋物を食べている人が全体の約半数 (42.7 ％ ) 、そのうち 20 代、 30 代は、鍋物を食べる頻度が多いことが分かった。鍋物の良い点としては、｢体があたたまる｣｢野菜をたくさん食べられる｣｢調理の手間がかからない｣などが 上位回答としてあげられた。一方で、｢少ない量は作りにくい｣ (29.3 ％ ) 、｢室内のにおいが気になる｣ (21.3 ％ ) など鍋を作る際の悪いと思う点の他に、｢同じ味が続いて飽きる｣ (20.3 ％ ) 、｢塩分を摂り過ぎてしまう｣ (11.8 ％ ) などの 鍋物を食べる際の悪いと思う点をあげる人も多くいることが分かった。
　また、鍋物を食べる際に使用する調味料･薬味を調べたところ、定番の｢ポン酢｣ (64.0 ％ ) が 1 位となったことに対し、｢レモン果汁｣ (7.6 ％ ) の使用者は少数派となる結果になったが、鍋物でレモン果汁を調味料や薬味として使用している人に着目をしてみると、 全体と比べて｢家庭で食べた鍋の種類｣ ( 平均 9.9 種類 ) 、｢旬の食材を食べられる｣ (51.3 ％ ) 、｢ボリュームがある｣ (56.4 ％ ) と、旬の食材を使い、様々な種類の鍋物を多く楽しんでいる傾向が高いことが分かった。 さらに、鍋物の良い点として｢アレンジを楽しめる｣の回答では、全体 (14.1 ％ ) に対し、レモン果汁使用者 (43.6 ％ ) は約 3 倍もの差異があり、アレンジをして鍋物を楽しんでいる人が非常に多いことが分かった。
■ 20 ～ 30 代の既婚女性は、鍋物を多く食べている
　週 1 回以上 ( 週 3 回以上＋週 1 ～ 2 回 ) 食べる人は 42.7 ％。 20 代 (47.6 ％ ) 、 30 代 (44.9 ％ ) 、 40 代 (35.5 ％ ) 、 50 代 (42.8 ％ ) と、若い人の食べる頻度が多く、特に、 20 代 (11.2 ％ ) 、 30 代 (11.6 ％ ) の 10 人に 1 人は、週 3 回以上 (2 日に 1 回程度 ) も鍋物を食べている。鍋物の良いと思う点として、｢体があたたまる｣ (78.3 ％ ) 、｢野菜をたくさん食べられる｣ (72.3 ％ ) 、｢調理の手間がかからない｣ (63.8 ％ ) などがあげられた。
■家庭で食べる鍋物の種類が多様化。 1 人あたり全体平均 5.6 種類の鍋物を食べている
　家庭で食べる鍋物は、 1 位｢寄せ鍋｣ (64.3 ％ ) 、 2 位｢おでん｣ (53.3 ％ ) 、 3 位｢しゃぶしゃぶ｣｢キムチ鍋｣ ( ともに 48.1 ％ ) 。家庭で食べる鍋物の種類は、全体平均が 5.6 種類、 20 代が 5.5 種類、 30 代が 5.7 種類、 40 代が 5.1 種類、 50 代が 6.1 種類と、 50 代が一番多かった。
■鍋物の悪いと思う点は｢少ない量は作りにくい｣｢室内のにおいが気になる｣｢同じ味が続いて飽きる｣
　鍋物の悪いと思う点トップ 3 は、｢少ない量は作りにくい｣ (29.3 ％ ) 、｢室内のにおいが気になる｣ (21.3 ％ ) 、｢同じ味が続いて飽きる｣ (20.3 ％ ) 。また、鍋物を食べるときに、“塩分を摂り過ぎてしまう”と思っている人は、全体で 11.8 ％、 20 代 12.2 ％、 30 代 17.7 ％、 40 代 8.6 ％、 50 代 9.0 ％と、全体で 1 割以上、特に 30 代が多く気にしていることがわかった。
■鍋物を取り分けて食べるときに使う調味料･薬味も多様化しているが、定番が多く使われている
　家庭で使っている調味料･薬味は、 1 位｢ポン酢｣ (64.0 ％ ) 、 2 位｢一味･七味唐辛子｣ (43.4 ％ ) 、 3 位｢ごまだれ｣ (36.4 ％ ) 、 4 位｢ねぎ｣ (34.3 ％ ) 、 5 位｢柚子こしょう｣ (32.6 ％ ) 。一方で、レモン果汁を使っている人は、 7.6 ％と少数派で、レモン以外の柑橘果汁を使っている人 (7.8 ％ ) も同様に少なかった。
　レモン果汁を使っている人に注目すると、 3 人に 2 人 (66.7 ％ ) が週 1 回以上鍋物を食べ、週 3 回以上 (2 日に 1 回以上 ) では、 30.8 ％ ( 全体は 9.5 ％ ) と 3 倍以上。また、家庭で食べる鍋物の種類は、 9.9 種類 ( 全体は 5.6 種類 ) だった。
　このことから、レモン果汁を使っている人は、家庭でさまざまな種類の鍋物を楽しみ、飽きないようにアレンジを楽しんでいる傾向にある事が分かった。

【調査概要】
内容： 2016 年 10 月～ 2017 年 3 月の鍋物の喫食実態についてアンケートを実施
調査主体：ポッカサッポロフード＆ビバレッジ
調査方法：インターネット
調査地域：全国
調査対象： 20 ～ 50 代の既婚女性 (516 名 )
調査実施期間： 9 月 22 日～ 26 日

記事配信／外食ドットビズ(2017/12/04)
制作協力／外食ドットビズ