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外食トピックス

8月の外食売上高、前年比103.5%と12ヶ月連続で前年を上回る

日本フードサービス協会 (JF) は、会員企業 ( 有効回収事業者数 194 社・店舗数 36,206 店 ) を対象とした 2017 年 8 月度の外食産業動向を発表。なお、本調査は、新規店も含めた全店データを業界全体および業態別に集計し、前年同月比を算出したもの。
 8 月は、東京で 21 日間連続降雨を記録するなど、東日本・北日本は日照時間が少なく低温の日が続き客足に影響したものの、各社のキャンペーン等の集客努力もあり、リオ・オリンピックの開催で外食需要が低調だった昨年と比べると客足は上回り、全体売上は 103.5 %と 12 ヶ月連続で前年を上回った。
 全体および業態別概況は以下の通り。 ( ) は、業態合計の対前年同月比
■全体  ( 売上高 103.5 %・店舗数 100.4 %・客数 101.8 %・客単価 101.7 % )
■ファーストフード業態  ( 売上高 104.9 %・店舗数 100.5 %・客数 102.5 %・客単価 102.3 % )
 全体売上は 104.9 %と前年を上回った。業種別売上では、「洋風」は各社まちまちであったものの、地域対決キャンペーンなどのメニュー企画が奏功し 108.0 %。「和風」は朝食の新メニューやセットメニューが好評で客単価上昇し、 101.4 %。 「麺類」は夏の新メニューで集客がアップ、店舗数増もあり、 105.1 %。「持ち帰り米飯・回転寿司」は店舗減や天候不順で 99.7 %と前年を下回った。「その他」はアイスクリームがゲームアプリとのコラボキャンペーンで客数を伸ばし 105.5 % となった。
■ファミリーレストラン業態  ( 売上高 102.1 %・店舗数 100.9 %・客数 100.5 %・客単価 101.6 % )
 全体売上は 102.1 %と前年を上回った。業種別売上では、「洋風」は天候不順で客数が伸び悩んだものの、フェアやサイドメニューの販促で客単価が上昇したところがあり 101.5 %。「和風」は繁忙期であるお盆の時期の雨が客足に影響し 98.9 %。 「中華」は引き続きお得な会員カードキャンペーンなどが奏功し 103.0 %。「焼き肉」はお盆の時期の集客が好調で 109.1 %となった。
■パブ / 居酒屋業態  ( 売上高 99.2 %・店舗数 96.1 %・客数 99.9 %・客単価 99.3 % )
 「パブ・ビアホール」は、ビヤガーデンなど季節店舗は天候不順の影響で不調だったが、サッカーなどスポーツイベントで集客した店があり、売上は 101.0 %と前年を上回った。一方、「居酒屋」は依然店舗減の影響が強く、売上は 98.7 %となった。
■ディナーレストラン業態  ( 売上高 106.2 %・店舗数 101.3 %・客数 105.7 %・客単価 100.4 % )
 8 月も各社まちまちであったが、首都圏などで気温の低い日が続いたことから、鉄板焼きなど温かいメニューが売れ、売上は 106.2 %と前年を上回った。
■喫茶業態  ( 売上高 102.2 %・店舗数 101.3 %・客数 100.6 %・客単価 101.6 % )
 天候不順で客数は伸び悩んだものの、国産食材や増量を訴求した夏物ドリンクが好評で客単価を押し上げ、売上は 102.2 %となった。

記事配信/外食ドットビズ(2017/09/26)
制作協力/外食ドットビズ

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