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外食トピックス

8月の百貨店売上高、既存店ベースで2ヶ月ぶりのプラスに

日本百貨店協会は、調査対象百貨店 80 社・ 227 店の平成 29 年 8 月度の全国百貨店売上高概況を発表。 8 月の百貨店売上高は、 5469 億 7436 万円で ( 店舗数調整後前年同月比 2.0 %増 ) と 2 ヶ月ぶりに前年実績を上回った。
 8 月は、富裕層やインバウンドの需要の強さから高額商材が引き続き活況であった他、気温低下で晩夏・初秋物を中心に衣料品が堅調に推移し、ほぼ前年並み (0.1 %減 ) にまで復調した。その結果、中期トレンドを示す 3 ヶ月移動平均値も 0.5 %増と再び上昇傾向を示している。
 顧客別では、インバウンド ( シェア 5.2 % ) が 215 億円 (70.2 %増 ) と過去 4 番目の売上高を記録すると共に、一人あたり購買単価も約 2 割増 (6.7 万円 ) と引き続き高伸。一方、国内市場 ( シェア 94.8 % ) もほぼ前年並み (0.2 %減 ) にまで回復している。
 地区別では、大都市 (10 都市 ) が増勢基調を背景に 7 都市で前年実績を上回り、合計 3.5 %増と 2 ヶ月ぶりにプラス転換した。しかし、地方 (10 都市以外の地区 /1.4 %減 ) は前月に比べ減少幅を 2.4 ポイント縮めたものの、前年には届かず 4 ヶ月連続のマイナスとなった。
 商品別では、主要 5 品目の内、化粧品 (19.5 %増 ) と高額商材 ( 美術・宝飾・貴金属: 9.9 %増 ) が好調な雑貨が、合計 11.2 %増と二桁の伸びを示し 9 ヶ月連続でプラス。ラグジュアリーブランドを含む身のまわり品も 3.5 %増と 2 ヶ月ぶりにプラスとなった。復調傾向の衣料品は、 紳士服が 3.4 %増と 13 ヶ月ぶりのプラス、子供服も 1.2 %増と 2 ヶ月ぶりにプラス転換した他、婦人服もほぼ前年並み (0.3 %減 ) となった。食料品は菓子・惣菜・その他食料品が前年をクリアしたものの、不漁不作等の影響から生鮮食品 (2.1 %減 ) が振るわず、合計で 0.2 %減と前年には僅かに届かなかった。 家庭用品は 9.1 %減と苦戦が続いている。
 なお、夏休み期間に展開したファミリー催事等各種集客施策は入店客数の増加に繋がった。
 商品別売上高は、食料品が 1188 億 3345 万円 ( 店舗調整後・前年増減率 0.2 %減 ) 、衣料品 1091 億 4069 万円 ( 同 0.1 %減 ) 、身のまわり品 545 億 9024 万円 ( 同 3.5 %増 ) 、 雑貨 828 億 3257 万円 ( 同 11.2 %増 ) 、家庭用品 180 億 572 万円 ( 同 9.1 %減 ) 、食堂喫茶 149 億 79 万円 ( 同 0.2 %減 ) 、サービス 50 億 7370 万円 ( 同 5.3 %減 ) 、その他 93 億 8961 万円 ( 同 1.8 %増 ) 、商品券 92 億 6707 万円 ( 同 1.4 %減 ) だった。

記事配信/外食ドットビズ(2017/09/25)
制作協力/外食ドットビズ

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