リクルート、東名阪外食市場調査2016年度⑤ (関西圏タウンランキング)

リクルートライフスタイルに設置された｢食｣に関する調査･研究機関｢ホットペッパーグルメ外食総研｣は、東名阪の男女約 10,000 人を対象に毎月実施している｢外食市場調査｣について、 2016 年度 (2016 年 4 月～ 2017 年 3 月 ) の年間結果を発表した。第 5 回目となる今回は｢関西圏のタウンランキング ( 外食･中食 ) ｣を掲載する。
　関西圏における外食市場規模の大きい街の上位は、 1 位｢梅田･大阪･北新地｣ ( 外食市場規模 1,720 億円 ) 、 2 位｢四条 ( 烏丸 ) ･河原町 ( 祇園四条 ) ｣ ( 同 598 億円 ) は前年同様、 3 位に前年 4 位からランクアップした｢三ノ宮 ( 三宮 ) ･元町｣ ( 同 563 億円 ) が入った。以下、 4 位｢本町･心斎橋･淀屋橋｣ ( 同 560 億円 ) 、 5 位｢なんば･大阪難波 ( 日本橋 ) ｣ ( 同 486 億円 ) 、 6 位｢天王寺 ( 大阪阿部野橋 ) ｣ (338 億円 ) 、 7 位｢西宮北口･甲子園｣ ( 同 267 億円 ) 、 8 位｢京橋･天満橋｣ ( 同 253 億円 ) 、 9 位｢京都駅周辺｣ ( 同 226 億円 ) 、 10 位｢尼崎･伊丹･塚口｣ ( 同 225 億 ) と続いた。
　前年度比で増加率の大きいタウンは、外食回数の増加 ( ＋ 13.2 ％ ) の影響が大きかった｢加古川駅周辺｣ ( 外食市場規模 88 億円 ) が 118.5 ％で 1 位、以下、 110.9 ％の｢十三｣ ( 同 87 億円 ) 、 108.7 ％の｢高槻･高槻市｣ ( 同 111 億円 ) 、 106.4 ％の｢鶴橋･大阪上本町｣ ( 同 208 億円 ) 、 102.7 ％の｢明石･西明石｣ ( 同 108 億円 ) と続いた。
　外食単価が高いタウンの、トップ 3 は前年と変わらず、 1 位｢四条 ( 烏丸 ) ･河原町 ( 祇園四条 ) ｣ ( 外食単価 3,550 円 ) 、 2 位｢本町･心斎橋･淀屋橋｣ ( 同 3,466 円 ) 、 3 位｢梅田･大阪･北新地｣ ( 同 3,352 円 ) で、以下、｢三ノ宮 ( 三宮 ) ･元町 ) ｣ ( 同 3,228 円 ) 、 ｢なんば･大阪難波 ( 日本橋 ) ｣ ( 同 3,157 円 ) が続いた。
　また、外食タウン別の飲酒有無のうち｢飲酒あり｣は、 1 位｢本町･心斎橋･淀屋橋｣ ( 飲酒あり回数シェア 69.6 ％ ) と 2 位｢梅田･大阪･北新地｣ ( 同 66.6 ％ ) は前年と変わらず、 3 位に前年の 7 位から大幅にランクアップした｢鶴橋･大阪上本町｣ ( 同 64.3 ％ ) が入った。
　一方、中食市場規模は、 1 位は 4 年連続で｢梅田･大阪･北新地｣ ( 中食市場規模 186 億円 ) 、 2 位に前年 3 位の｢西宮北口･甲子園｣ ( 同 99 億円 ) がランクアップ、以下、四条 ( 烏丸 ) ･河原町 ( 祇園四条 ) ｣ ( 同 92 億円 ) 、｢天王寺 ( 大阪阿部野橋 ) ｣｢尼崎･伊丹｣ ( 同 91 億円 ) 、 ｢枚方市･寝屋川市･香里園･樟葉｣ ( 同 80 億円 ) 、｢江坂･千里中央｣ ( 同 71 億円 ) 、｢三ノ宮 ( 三宮 ) ･元町 ) ｣ ( 同 67 億円 ) 、｢大日｣ ( 同 62 億円 ) 、｢堺東 ( 堺 ) ｣ ( 同 60 億円 ) と続いた。

また、増加率の大きいタウントップ 3 は、 115.6 ％の｢長居 ( あびこ ) ｣ ( 中食市場規模 33 億円 ) と｢堺東 ( 堺 ) ｣ ( 同 60 億円 ) が同率 1 位で、 3 位に 111.2 ％の｢京都駅周辺｣が入り、中食単価の高いタウントップ 3 は、 1 位と 3 位が前年と入れ替わり、 ｢梅田･大阪･北新地｣ ( 中食単価 1,107 円 ) 、｢京都駅周辺｣ ( 同 1,085 円 ) 、｢なんば･大阪難波 ( 日本橋 ) ｣ ( 同 1,048 円 ) だった。

記事配信／外食ドットビズ(2017/09/15)
制作協力／外食ドットビズ