サッポロHD、米国を代表するプレミアムビールメーカーを傘下に
サッポロホールディングスは、有力ブランド「アンカースチームビール」を有する、米国を代表するプレミアムビールメーカーであるアンカー・ブリューイング・カンパニー社の全持分を取得し、米国ビール事業のさらなる拡大を目指すと発表した。
同社は、本契約締結のため新たに米国に設立する子会社を通じて、アンカー社の親会社であるアンカー・ブリュワーズ&ディスティラーズ社 (ABD 社 ) と持分譲渡契約を締結し、 ABD 社から全持分の譲渡を受け、アンカー社を傘下に収める。
昨年、サッポログループは、創業 150 周年にあたる 2026 年をゴールとした長期経営ビジョン「 SPEED150 」において「世界に広がる『酒』『食』『飲』で個性かがやくブランドカンパニーを目指します」を掲げた。
グループ成長戦略のキードライバーである「グローバル展開の推進」においては、ビジネスの基盤である「北米」と、成長著しい「東南アジア」を重点エリアに位置付けた独自のグローバル展開を推進している。特に「サッポロブランド」がアジア発のビールとして 30 年以上 No.1 売上を誇る米国においては、
同ブランドのさらなる伸長に加え、新たなブランド獲得によるビール事業の拡大を検討してきた。
アンカー社は、 1896 年にサンフランシスコで設立された米国を代表する歴史あるビールメーカーであり、地元サンフランシスコを中心に米国各地で 120 年にわたって愛飲されてきたプレミアムブランド。
今回の契約締結により、同社が持つ米国ビール事業の基盤にアンカー社の強いブランド力とネットワークが加わることで、米国での事業成長スピードを加速させる。
記事配信/外食ドットビズ(2017/08/04)
制作協力/外食ドットビズ