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外食トピックス

「ヒツジ女子」がじわじわ急増中!空前の肉ブームに第4の波到来!?

リクルートライフスタイルの調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、毎月外食のプロフェッショナルを集め、外食トレンドを発表するための「トレンド座談会」を開催している。 7 月は注目を集めている「羊肉」についてレポートした。
 ジメジメした梅雨が明けると、一気に夏の暑さが到来。夏バテや熱中症対策としてスタミナ補給は欠かせない。近年、熟成肉や赤身肉など、盛り上がりを見せる肉ブーム。そのような中、牛・豚・鶏に続く第 4 の肉として「羊肉」が再び注目を集めている。
 2005 年にジンギスカンブームとして大流行した「羊肉」。ブームを経た後は陰りを見せていたが、近年の低糖質志向などからの肉ブームに伴い、「ヒツジ女子」や「羊系肉食女子」というワードも生まれるなど、ヘルシーな肉として女性を中心に再度注目が集まっている。 実際に「ホットペッパーグルメ」のキーワード検索からも、「羊肉」や「ラムチョップ」の検索数が、共に約 2.5 倍に増加しており、消費者の需要が高まっていることが分かった。
 「香りが強い」、「独特な香り」などというイメージが強く、苦手な人も多かった「羊肉」だが、昨今では輸送技術や冷凍技術など流通システムが発達し、質の高い新鮮な肉が流通することで、独特な香りも軽減され、身近な食材となりつつある。 羊肉を提供する店舗は、中華料理などの一部店舗だけではなく、和食やイタリアン、バルなどとジャンル幅も拡大し、羊肉専門店も登場し始めた。 また、王道のジンギスカンやラムチョップはもちろん、ラムバーグやラム茶漬けなど、今までなかったメニューも登場し、食べ方のバリエーションを楽しめるようになったことも再ブームの要因かもしれない。
 例えば、「チャコールグリル 紅玉」 ( 祖師ヶ谷大蔵 ) は、ラム肉と北海道料理が自慢のお店。ラムの希少部位の串焼きを始め、ラムの骨でダシを取ったラムカレーライスなど様々なラム肉料理が楽しめる。旨みが凝縮されたラム肉のスペアリブは一食の価値あり。
 「羊肉酒場 悟大」 ( 水道橋ほか ) は、 1 頭からわずか 4 人前しか取れない稀少部位「超厚切り特上肩ロース」や、数量限定の「壺漬け特上肩ロース」などがおススメの羊肉専門店。ラム茶漬けやラムそぼろめしなど、アレンジメニューも豊富で色々な食べ方を楽しめる。 さらにジンギスカンは、本場・北海道で羊肉に定評ある食肉生産・加工会社から直接仕入れをすることで、東京でも安価で提供している。
 「ラムチョップ&スパイス スパイスモンスター」 ( 赤坂 ) は、ニュージーランドから独自のルート確保によって仕入れた、鮮度抜群の“ラムチョップ”がおススメのお店。
 「羊肉酒場 0,19 」 ( 御茶ノ水 ) は、ラムチョップはもちろん、ラムロースト丼、ラムバーグ、から揚げ、ラムぺい ( とんぺい焼き風 ) など、様々なラム肉の食べ方が楽しめる女性に人気のお店。
 ホットペッパーグルメ外食総研トレンド座談会の有木真里座長は、『血中の中性脂肪やコレステロールを下げるといわれている L- カルニチンが豊富な羊肉は、ダイエット食や健康食として、ヘルシー志向の人たちを中心に、注目を集めました。 さらに、近年、外食に対し中食では味わえない特別感を求める傾向が高まったことや、流通システムの発達でおいしい羊肉が食べられるようになったことから、ブームが加速。人気のパクチーと組み合わせたメニューなど、そこでしか味わえない特別な肉やメニューを売りにする店が増加し、人気を博しています。 また、日本人からの人気はもちろんですが、五輪開催に向けてハラール対応としてのインバウンド需要も増えるなど、今後の市場拡大が見込まれています。』と述べている。

記事配信/外食ドットビズ(2017/07/18)
制作協力/外食ドットビズ

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