日本卸売市場、｢さとむすび｣に全国各地を繋ぐ物流ネットワークを提供

いずみホールディングス傘下の日本卸売市場は、インフォマート傘下のインフォライズと業務提携し、市町村の産品･料理･観光情報発信サイト｢さとむすび｣に全国各地をつなぐ物流ネットワークを提供する。
　いずみホールディングスは、水産･畜産･農産の事業会社からなる生鮮食品卸売グループとして、全国約 600 の生産者や産地を中心とした仕入先から直接仕入れ、全国 70 箇所以上の中央卸売市場と全国約 10,000 店舗の飲食店や量販店との取引を行っている。また、日本卸売市場は、インターネット上に市場を展開するとともに、いずみホールディングス傘下の水産卸売業･畜産卸売業･農産卸売業の物流ノウハウを活かし、日本全国の飲食店に約 3000 種類の食材を提供している。
　インフォライズの｢さとむすび｣は、全国の市町村が地域活性化を目指し、さまざまな情報発信をする中、市町村の各担当者が個別に管理していた、また、協会や団体･個人などが発信していた情報を集約し、地方自治体が一元管理できるデータベース。集約した情報は、｢さとむすび｣サイトからまとめて発信。自治体の概要や各地で収穫、水揚げ、生産･製造されている｢産品情報｣、郷土料理などの｢料理情報｣、イベントを含む｢観光情報｣など、地域活性化につながる情報を提供している。
　今回の業務提携により、｢さとむすび｣に登録している地域が希望する場合、産品ごとに最適な配送を行うことで、良質な産品を販売につなげたい自治体の課題を解決し、物流面でのサービス向上を図るとともに、いずみホールディングス傘下の水産･畜産･農産の事業会社が取引を行っている約 10,000 店舗の飲食店へ、各市町村の産品を紹介し、出荷量増加と販路拡大を物流面からサポートする。

記事配信／外食ドットビズ(2017/07/05)
制作協力／外食ドットビズ