5月の東名阪の外食市場規模、-216億円と13ヶ月連続で前年割れに

リクルートライフスタイルに設置された｢食｣に関する調査･研究機関｢ホットペッパーグルメ外食総研｣は、東名阪 ( 首都圏･関西圏･東海圏 ) の男女約 10,000 人を対象とする 2017 年 5 月度の｢外食市場調査｣の調査結果を公表した。
　5 月の外食市場規模は、 3 圏域合計で 3,173 億円。前年同月比は -216 億円と、 13 ヶ月連続して前年を下回った。 3 圏域合計の外食実施率は 5 ヶ月ぶりに前年を上回ったが、外食頻度が 8 ヶ月連続、外食単価が 7 ヶ月連続して前年割れ。外食市場規模の前年割れが始まったのは、昨年 5 月だが、 12 ヶ月経過した今年 5 月も改善することなく前年割れが続いている。
　圏域別に見ると、首都圏で 13 ヶ月連続して市場規模が前年比マイナスを記録 ( 前年比‐ 125 億円 ) した他、関西圏 ( 同 -89 億円 ) 、東海圏 ( 同 -2 億円 ) も 2 ヶ月連続でマイナスであった。
　業態別では、主要 16 業態中、 10 業態が前年比マイナス、 6 業態がプラスであった。前月に続き｢居酒屋｣ (-60 億円 ) 、｢和食料理店｣ (-37 億 ) などで下げ幅が大きく、｢焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店｣ (+15 億円 ) 、｢ファストフード｣ (+2 億円 ) 、｢お好み焼き、鉄板焼き等の専業店｣ (+1 億円 ) は延べ外食回数･単価ともプラスであった。

【 3 圏域計 ( 首都圏･関西圏･東海圏 ) 】
①外食実施率： 77.3 ％ ( 前年比 +0.2pt) 　②外食頻度： 4.01 回 / 月 ( 同 -0.21 回 ) 　③外食単価： 2,477 円 ( 同 -41 円 ) ④外食市場規模 3,173 億円 ( 同 -216 億円 )
【圏域別】
①外食実施率…首都圏： 77.2 ％ ( 同± 0.0pt) 、関西圏： 76.8 ％ ( 同 +0.4pt) 、東海圏： 78.3 ％ ( 同 +0.7pt)
②外食頻度…首都圏： 4.19 回 / 月 ( 同 -0.22 回 ) 、関西圏： 3.89 回 / 月 ( 同 -0.22 回）、東海圏： 3.56 回 / 月 ( 同 -0.13 回 )
③外食単価…首都圏： 2,560 円 ( 同 -29 円 ) 、関西圏： 2,427 円 ( 同 -114 円 ) 、東海圏： 2,211 円 ( 同 +54 円 )
④外食市場規模…首都圏： 1,951 億円 ( 同 -125 億円 ) 、関西圏： 833 億円 ( 同 -89 億円 ) 、東海圏： 390 億円 ( 同 -2 億円 )
※ 1 外食：夕方以降、店で食事した場合。各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内での外食。
※ 2 外食頻度：外食実施者の 1 ヶ月あたりの平均外食回数。

記事配信／外食ドットビズ(2017/07/03)
制作協力／外食ドットビズ