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外食トピックス

カゴメ、アメリカと日本の野菜摂取に関する意識調査を実施

農林水産省が平成 25 年 1 月に発表した「野菜の消費をめぐる状況について」によると、 2009 年度の日本人 1 人 1 年あたりの野菜消費量は 102kg(1 日平均約 280g) に対して、アメリカ人は 123kg(1 日平均約 340g) とアメリカの方が上回っている結果となっている。
 カゴメでは、一般社団法人「ファイブ・ア・デイ協会」が、日本人の深刻な野菜摂取不足の解消を目的として制定した「 31 日は菜 ( さい ) の日」に合わせて、日本とアメリカの都市で野菜摂取実態の違いを探るべく、首都圏在住の男女 1,000 名とニューヨーク周辺在住の男女 1,000 名の計 2,000 名に対し野菜摂取に関する意識調査を行った。
■日本は中高年ほど野菜摂取量が多く、アメリカは若年層の方が多いことが判明
 日本とアメリカで 1 日の野菜摂取量を調査したところ、日本は 1 日に 1 皿 (70g 程度 ) 、 2 皿 (140 g程度 ) 摂取している人が多くいることがわかった。また、アメリカは 1 皿 (70 g程度 ) 以下が日本より多くいたが、 5 皿 (350g 程度 ) 以上の人も日本より多く存在し、結果、日米の野菜摂取の平均皿数は同程度という結果になった。
 年代別で野菜摂取の平均皿数をみたところ、日本は 60 代など中高年ほど野菜摂取が多く、アメリカは 30 代などの若年層ほど野菜摂取が多いことがわかった。
■アメリカの若年層は野菜摂取意識が高く、 1 日に必要な野菜摂取量を知っている
 野菜に関する考え方や行動を調査したところ、「一般的に言われている成人が一日に食べるべき野菜の量を知っている」 ( 日 33 %、米 67 % ) 、「多少高くても質の良い野菜を買うようにしている」 (29 %、 54 % ) 、「野菜が好きだ」 (64 %、 87 % ) 、「野菜が食べられない時は野菜ジュースなどを飲むようにしている」 (27 %、 33 % ) 、「野菜を積極的にとりたい」 (72 %、 74 % ) と、全ての項目において日本よりアメリカの方が野菜摂取に関する意識の高い人が多い結果となった。
 各項目を年代別でみたところ、全ての項目でアメリカの若年層の意識が高いことがわかった。また、日本は「 21 世紀における国民健康づくり運動 ( 健康日本 21) 」より 1 日野菜 350g 、アメリカは「 5A DAY( ファイブ・ア・デイ ) 運動」を通して 1 日 5 皿分の野菜摂取を目標に掲げている。そのような中、「成人が 1 日に食べるべき野菜の量を知っている」 ( 日 20 代 23 % /30 代 31 %、米 20 代 66 % /30 代 79 % ) に関しては、日本と大きく差がつくかたちでアメリカ若年層の意識が高い結果となり、両国の野菜摂取に関する食育の普及に違いが見られた。
■アメリカは健康意識も高く、中でも 30 代の若年層が高いことが判明
 食事に関する行動や考えを調査したところ、「健康維持を意識した食生活を心がけている」に関しては、全年代でアメリカの方が高く、特に 30 代 (76 % ) の若年層が高い結果となった。「身体にいいものを積極的に食べるようにしている」については、 60 代のみ日本の方が高かったが、やはりアメリカの方が意識の高い人が多く、ここでも 30 代 (69 % ) の若年層が高い結果となった。
■日本はアメリカに比べて「野菜を摂りたいと思っているが、十分に摂れていない」人が多いことが判明
 「野菜を積極的にとりたい」と思う人は日本もアメリカも同程度の中、「野菜を積極的にとりたい」と回答した人に一般的に推奨されている摂るべき量の野菜を十分にとれているかを調査したところ、日本は 71 %、アメリカは 50 %が「摂れていない」と回答。「野菜を摂りたいが、十分に摂れていない」と考える人はアメリカに比べて日本の方が多いことが明らかになった。
■日本は生食での野菜摂取が多く、アメリカは野菜摂取のバリエーションが豊富
 また、野菜の摂取に関して調査したところ、全体的に日本は「サラダなどの生野菜」や「炒め料理」での摂取が多い結果に。一方、アメリカはサラダ以外に「蒸し料理」や「焼き料理」などの加熱調理や「ジュース・スムージー」や「野菜加工食品」など日本に比べて、野菜摂取のバリエーションが多いことがわかった。特に朝食では日本はサラダに偏りがある中、アメリカは加熱調理や「ジュース・スムージー」などバリエーションの差が大きいことが明らかになった。

【調査概要】
調査期間:日本 3 月 22 日~ 3 月 23 日、アメリカ 3 月 22 日~ 3 月 31 日
対象:日本 : 首都圏在住男女 1,000 人 (20 歳~ 69 歳 ) 、アメリカ : ニューヨーク周辺在住男女 1,000 人 (20 歳~ 69 歳 )
割り付け:国 ( 日本、アメリカ ) 、年代 (20 代、 30 代、 40 代、 50 代、 60 代 ) 男女各 100 名ずつ
方法:インターネットによるアンケート回答方式

記事配信/外食ドットビズ(2017/06/12)
制作協力/外食ドットビズ

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